和歌の浦、名勝・史跡に 和歌山県、景観保全へ9カ所 (2008/04/07) 朝日新聞
(記事抹消)http://www.asahi.com:80/kansai/news/OSK200804070075.html
万葉集にも歌われた和歌山市の景勝地「和歌の浦」地区について、和歌山県文化財保護審議会は、同地区内に点在する不老橋や玉津島神社境内など9カ所を一括して名勝・史跡に指定することを、同県教委に答申する方針を決めた。15日に正式に認められる見通し。個々のポイントを指定し保護することで、和歌の浦全体の歴史的景観を保全する。同県教委はさらに一部については国指定の名勝・史跡の指定を目指すという。
県の名勝・史跡として指定されるのは、江戸末期に造られたアーチ式石橋の不老橋や、和歌の神として知られる衣通姫(そとおりひめ)ゆかりの玉津島神社境内、和歌浦天満宮境内、紀州東照宮境内、塩竈(しおがま)神社境内、三断橋・妹背(いもせ)山、御手洗(みたらい)池公園、奠供(てんぐ)山、芦辺屋跡・朝日屋跡地・鏡山で計約10ヘクタール。指定されると、現状変更には許可が必要となる。
なかでも不老橋は、和歌の浦の景観のシンボルとされていたが、県がすぐ南側に車道橋(現・あしべ橋)を建設したため、地元住民や学者らが89年に「歴史的な景観を享受する国民の権利を侵害する」などとして、知事を相手取り建設中止を求める住民訴訟を起こした。判決では「歴史的景観権」は認められず、住民側が敗訴。敗訴の理由の一つが、不老橋を含む和歌の浦一帯が名勝の指定を受けていないことだった。
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