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2008/05/26

平泉:世界文化遺産「登録延期」勧告 結論は10年以降か (2008/05/23) 毎日新聞

(記事抹消)http://mainichi.jp/select/today/news/20080523k0000e040006000c.html

 文化庁は23日、日本が世界文化遺産への登録を推薦していた「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」(岩手県平泉町、奥州市、一関市)について「国際記念物遺跡会議」(イコモス、本部・パリ)が「登録延期」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告したと発表した。7月に開かれるユネスコの世界遺産委員会で審議されるが、勧告通りに決まれば推薦書の書き直しが必要で、結論は10年以降に持ち越される。

 日本の推薦に「登録延期」が勧告されたのは、昨年の石見銀山遺跡(島根県大田市)に続いて2回目。それ以前の13回の推薦への勧告は、すべて「登録」だった。石見銀山は、同委員会の開催前に政府が行った懸命なロビー活動などの結果、逆転登録となった。

 イコモスは同委員会から諮問を受け、登録の適否などを事前に審査する機関で、▽登録▽情報照会▽登録延期▽不登録--のいずれかを勧告する。今回の勧告では「平泉の景観が『人類の歴史上の重要な段階を物語る見本』であることを十分に証明しきれていない」「同種の遺産との比較研究が十分でない」などとした。

 政府は、平泉を構成する要素に中尊寺や毛越寺、無量光院跡など9資産を挙げ、周辺の自然などと一体となった「文化的景観」として登録するよう、06年12月に推薦していた。

 同委員会は近年、800件を超える規模に膨らんだ世界遺産の新規登録数を抑制する傾向にあり、イコモスの事前審査も厳しくなっている。「登録延期」は「より綿密な調査や、推薦書の本質的な改定が必要」との判定だが、政府は石見銀山と同様、同委員会開催までの1カ月余の間に補足情報などを各委員に示し、登録決定を狙うとみられる。

 世界遺産は07年7月現在851件。04年に82%だった「合格率」は昨年は63%にまで落ちている。【加藤隆寛】

 ◇文科相、巻き返しに意欲
 渡海紀三朗文部科学相は23日の閣議後の記者会見で、平泉の世界遺産への登録延期勧告について「残念だ。理解が得られなかった」とした上で「価値を各国に訴えかけたい。最大限の努力をする」と巻き返しに意欲を見せた。(写真あり)

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