国の重要文化的景観を目指し、平戸市が推進委発足 (2008/07/08) 読売新聞
(記事抹消)http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20080708-OYT8T00764.htm
平戸市教委は、隠れキリシタンの歴史が残る生月島や平戸島の西海岸について、国の重要文化的景観の選定を目指して保存計画の策定などを行う「文化的景観推進委員会」を発足させた。このエリアは、県などが世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産候補の一つ。重要文化的景観選定は、その前提とされ、市教委は来年7月の申請を目標にしている。
市教委によると、重要文化的景観は文化財保護法に基づく制度で、地域独特の歴史や住民の生活などによって形成された文化的価値がある風景が対象。選定によって地域住民の保護意識の高まりが期待できるとともに、景観の維持、修復などに国の補助が受けられる。
同委員会は、建築やキリシタン史などの学識者に、同市生月町などの地域代表を加えた15人で構成。隠れキリシタンというキリスト教信仰の潜伏期をうかがい知る信仰や殉教の関連遺跡のほか、今も残る行事などを含め暮らしぶりを確認する。多くの信徒が処刑された沖合の無人島・中江ノ島も対象とする。
また、江戸時代末期から明治時代までに石を積んで造られた棚田や、牛の放牧地といった平戸で特徴的な景観も含め、地域が一体となって次世代に継承していく方策などを練る。
同委員会の初会合は6日に開かれ、委員たちは、調査内容を確認した後、同市春日町の棚田や、生月町の放牧地を見て回った。
市教委は「重要文化的景観の選定や世界遺産登録は、地域の人が残していこうという活動の励みになる。ぜひ実現したい」としている。(写真あり)
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