平泉文化遺産 コンセプトを変更 推薦書作成委 (2008/10/15) 河北新報
(記事抹消)http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081015t31028.htm
「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町、一関市、奥州市)の2011年の世界遺産登録を目指す岩手県教委と文化庁は14日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に再提出する登録推薦書をまとめる2回目の作成委員会を東京都内で開いた。「平泉」の価値を示すコンセプトの一つ「文化的景観」が「政治・行政上の拠点」に変更される見通しとなった。文化庁の提案に委員側が同意した。
文化庁が示した推薦名称は「平泉―浄土思想を基調として完成した12世紀日本の北方領域における政治・行政上の拠点」。遺産の学術的、歴史的意義を強調した。
「文化的景観」の文言を外した理由としては、ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)の勧告による影響が大きい。浄土思想と関連の薄い遺産があるほか、都市化が進んでいる中に遺産が点在しているとの指摘を受け、景観の重要性を認められなかった。
文言の変更に伴い、遺産登録の評価基準で適用する項目も変える。「文化的証明」「浄土思想との結び付き」はそのままで、新たに「文化の相互交流」を加えた。これまでの「遺産全体の歴史的景観」「骨寺村荘園遺跡(一関市)の土地利用」の二つは除外した。
委員会ではこのほか、遺産コンセプトの軸となる「浄土思想」について、「全体を網羅していない。九つの構成資産を見直すべきだ」(西村幸夫東大大学院教授)などの意見が出された。
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