保存計画の策定に着手 前田家墓所 5月19日に金沢市が専門委発足 (2009/04/29) 富山新聞
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20090429103.htm
二月に国史跡に指定された加賀藩主前田家墓所の保存管理計画を策定する市の専門委員会が五月十九日に発足する。近世大名の政治権力や墓制を知る上で貴重とされる同墓所を良好な状態で後世に継承するための方策を今年度中にまとめる。野田山の「前田家墓所」と高岡市の「前田利長墓所」が一括の史跡として指定されており、高岡市関係者も議論に加わる予定である。
保存管理計画では史跡の価値と構成要素を明確に示し、各墳墓の個別の保存管理方法や修復に関する取り扱い基準を定める。専門委は墓所内の整備活用や景観形成の方針についても検討することにしており、史跡内の案内表示の方法や防災管理策についてもまとめる。
専門委の名称は「史跡加賀藩前田家墓所保存管理計画策定委員会」で、文献をはじめ、石造物修復などの保存科学、考古、生態学、防災工学、建築デザインの専門家で構成される。文化庁や県教委がアドバイザーとして加わり、高岡市からは市教委文化財課の担当者がオブザーバーとなる。前田家十八代当主の前田利祐氏が顧問となる。
野田山の前田家墓所には加賀藩の歴代藩主や正室、側室らの墓八十基が残り、史跡の指定範囲は約八万六千三百平方メートル。高岡市関の前田家二代利長の墓では、三万三千四百平方メートルが史跡に指定されている。(写真あり)
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