「別府の湯けむり」を重要文化的景観に (2012/02/15) 朝日新聞
(記事抹消)http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001202150004
別府市教委は、別府八湯のうち鉄輪(かんなわ)、明礬(みょう・ばん)両地区を「別府の湯けむり景観」として、文化財保護法に基づく国の「重要文
化的景観」に選定してもらうよう文化庁に申し出た。選定されれば保護の対象となり、温泉地・別府を象徴する景観が後世に伝えられることになる。
国への申し出は1月23日付。国の文化審議会に諮られ、今夏には選定されるかどうかが決まる見通しだ。
鉄輪地区は約36ヘクタールが対象。八湯の中では最も多い100本を超す湯けむりが立ち上っている。温泉街は昔ながらの湯治場の形態が残り、冨士屋旅館の建物は国の登録有形文化財だ。国の名勝に指定された「別府の地獄」のうち、海地獄と白池地獄がある。
明礬地区は約10ヘクタール。鉄輪地区に次ぐ約80本の湯けむりが立つ。道路沿いのわらぶき小屋で作られる湯の花製造技術は、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
保存への機運は、NHKが2001年に実施した「21世紀に残したい日本の風景」アンケートで、別府の湯けむりが富士山に次ぐ2位になっ
たことで火がついた。市は05年に景観行政団体となり、景観計画で「湯けむりの保全と湯のまち情緒をいかした景観づくり」が基本目標の一つとして掲げられ
た。鉄輪、明礬両地区は五つある重点景観計画区域のうちの二つ。
05年に文化財保護法が改正され、棚田や里山といった地域固有の景観が開発で失われていくのを防ぐために文化的景観が新たな文化財に加えられたことで市の動きに拍車がかかった。08年に湯けむり景観保存管理検討委員会を設け、選定に向けた準備を続けてきた。
文化的遺産に選定されると、市は整備計画を策定し、国からは景観を保全するための修理や復旧などの事業に補助が得られる。
県内では「小鹿田焼の里」(日田市、08年)と「田染荘小崎の農村景観」(豊後高田市、10年)が選定されている。
| 固定リンク

