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2015/02/27

輪島市、文科相に選定申し出 間垣の里を重文景観に (2015/02/27) 中日新聞

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20150227/CK2015022702000041.html

 輪島市は、「間垣の里」として知られる同市大沢町と上大沢町の全域を重要文化的景観(重文景観)に選定するよう、文部科学相に申し出書を提出した。1月26日付。今後、文科相が文化審議会に諮問する。

  (松瀬晴行)

 重文景観は地域における人々の生活やなりわい、風土により形成された景観地の中で特に重要なもの。

 市教委によると、「能登・間垣の里」の名称で申し出書を提出。冬の日本海の厳しい気候と豊かな水産資源を持つ里海としての環境と、後背に水田や棚田、森林資源が広がる里山としての環境を併せ持つ地域。対象エリアは陸域一一九八・二ヘクタール、海域二九二・六ヘクタール。

 半農半漁で栄え、日本海から吹く強い風を和らげる屋敷囲いの間垣が連なる。三月末放送開始のNHK連続テレビ小説「まれ」のロケ地でも知られる。

 一方、高齢過疎が進む。一九六九年七月には大沢町は五百八人、上大沢町は百十二人が暮らしていたが、一日現在では大沢町が百八十四人、上大沢町が六十八人に減っている。

 市教委は二〇〇八年度から文化庁の補助を受け、重文景観の候補地の選定や調査を進め、今年一月には申し出書を提出する際の前提となる「間垣の里づくり計画」を策定した。

 文化庁によると、重文景観として現在、「近江八幡の水郷」(滋賀県)など四十七件を選定。石川県では「金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化」が一〇年二月に選定済み。

(写真あり)

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甲州市景観計画事業:ガードレール茶色に 勝沼ぶどう郷駅周辺、果樹園になじむよう 塗り替え作業参加者募集 /山梨 (2015/02/26) 毎日新聞

http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20150226ddlk19010025000c.html

 甲州市は、3月22日に行われる、JR勝沼ぶどう郷駅からの景観イメージを定着させるためガードレールの色を白からブドウなど果樹園となじむ茶色に塗り替える作業の参加者を募集している。

 2013年4月に施行された「市景観計画」に基づく事業。駅からの眺めはブドウの生産量日本一を誇る勝沼の果樹園が広がり、市内約10カ所が指定 されている「景観形成重点地区」候補の一つに当たる。当日は果樹園の風景になじむようにと、ガードレール3カ所約160メートルをペンキで茶色に塗り替え る。作業場所は高台にある「勝沼ぶどうの丘」東側の斜面で行う。

 11年11月に市民約400人に対し行われたアンケートで「景観の悪いところは何か」との質問に対し、「ガードレールや安全対策の柵などの道路付帯施設」を挙げた人が約25%と最も多く、同計画では「果樹園地帯の景観になじむ色彩とする」ことが推薦された。

 市の担当者は「参加することで景観に対する意識を高めてもらい、自分の家や畑の周りでも実践してもらえれば」と話している。

 JR勝沼ぶどう郷駅集合。午前9時から正午まで。申し込みは3月16日まで。申し込み、問い合わせは同市都市整備課(電話0553・32・5072)。

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2015/02/25

国見町歴史まちづくり計画を認定 国、資金援助し防塁など整備 (2015/02/24) 福島民報

https://www.minpo.jp/news/detail/2015022421164

 国見町の「国見町歴史的風致維持向上計画」(通称・歴史まちづくり計画)が23日、国の認定を受けた。太田久雄町長が同日、国土交通省を訪れ、上野賢一 郎国土交通大臣政務官から主務大臣連名の認定証を交付された。京都府向日市、奈良市との同時認定で、東北では5番目、本県では白河市に次いで2番目とな る。
 町は国の認定により今後10年間、国からの資金援助を受けて、奥州藤原氏と鎌倉軍の合戦の舞台となった国史跡「阿津賀志山防塁」整備をはじ め、国有形文化財「奥山家住宅」周辺公園整備、鹿島神社例大祭や内谷太々神楽などの無形民俗文化財の支援・継承、「国見石」の保存・活用などに取り組む。 情報発信拠点として平成28年度中に「道の駅」を整備する予定。
 太田町長は同日、「計画の策定を通して、国見町に伝わる歴史や伝統、生活文化が恵まれた国見の風土から醸成されたものだと再認識した。計画認定により、国や県と連携しながら、未来につなげていきたい」との談話を発表した。
 歴史的風致維持向上計画は「歴史まちづくり法」に基づき策定する。歴史的に価値の高い建造物と、そこで営まれる人々の暮らしを一体として、重点区域を設けて保存する。
 認定記念として3月21日午後1時半から、国土交通省の担当者らを講師に招き、町観月台文化センターで「歴史まちづくりシンポジウム」を開く。
 町は今年度、企画情報課内に歴史まちづくり推進室を設置して計画策定を進めた。今年1月22日に国に申請していた。

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砺波市初締結 散居村保全に助成 住民4団体と景観協定へ (2015/02/24) 中日新聞

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20150224/CK2015022402000028.html

 砺波市と市内四つの住民団体が、昨年四月施行の「景観まちづくり条例」に基づき、初の協定(景観協定)を交わす見通しとなった。市景観まちづくり審議会が二十三日、協定締結を夏野修市長に答申した。

 協定は「散居景観モデル地域」の指定要件の一つ。指定地域内の住民は、周辺景観と調和した樹木管理や、建築物の修繕をする際、市に助成を求めることができる。

 今回の締結対象は、松ノ木散居委員会(柳瀬地区)、五鹿屋第二常会(五鹿屋地区)、五鹿屋第八常会(同)、大坪自治会(東般若地区)。

 各団体は二十三~四十五世帯で構成。それぞれが敷地内に高さ三メートル以上の樹木を五本以上保有し、原則伐採しない取り決めを守るなど、六基準を満たしていると、審議会が判断した。

 条例は屋敷林に囲まれた散居集落を中心に、景観保全を地域ぐるみで進めていこうと制定された。(写真あり)

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2015/02/24

奈良市の町家活用、京都・向日市の歴史的建造物 政府、まちづくり支援に (2015/02/23) 産経ニュース

http://www.sankei.com/west/news/150223/wst1502230059-n1.html

 政府は23日、歴史的な風情を生かしたまちづくりを支援するため、奈良市と福島県国見町、京都府向日市がそれぞれ申請していた歴史的風致維持向上計画を認定した。歴史的建造物の補修や買い取りに国の交付金を充てることができる。

 奈良市は国宝、春日大社本社本殿の保存修理や、古い町家の活用に取り組む。国見町は古戦場だった国史跡「阿津賀志山防塁」の歴史を学ぶ授業や、地元で産出する国見石の保存活用調査を実施する。向日市は歴史的建造物の補修、竹林の景観保全に力を入れる。

 認定は歴史まちづくり法に基づき実施。今回で49市町となった。

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日向市景観賞 最優秀にカフェバー 駅前のにぎわいを創出 (2015/02/23) 西日本新聞

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/miyazaki/article/147289

 宮崎県日向市景観賞の表彰式が22日、市内のホテルであった。市が2012年度から開催。本年度は建築部門として市内の建物3件を表彰した。

 応募があった13件から、最優秀賞にカフェバー「バッケーロ」(都町)が選ばれた。良好な都市空間を創出し、駅前のにぎわいにつながっている点が評価された。優秀賞は「尾前設計日向事務所」(日知屋)、奨励賞にテナントビル「パール」(上町)が選ばれた。

 市は08年に景観条例を制定し、地域資源を生かした景観づくりに取り組んでいる。景観賞は住民に景観への関心を高めてもらおうと、12年度は活動部門として植栽や清掃活動に取り組む団体を表彰。13年度は作品部門としてフォトコンテストを開催した。

  黒木健二市長から表彰状を受け取ったバッケーロの寺尾秀貴店長は「憩いの場の受賞はうれしい。さらに人づきあい、まちづくりにつなげたい」。設計したアー ク計画設計事務所の佐藤友治所長は「杉材を用いたカントリー風の内外観が特徴。受賞を励みにこれからも頑張りたい」と話していた。(写真あり)

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景観形成に住民の意見 伊那市に連絡会発足 (2015/02/21) 長野日報

http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=33531

 伊那市は、市景観計画に基づく事業推進に関係団体の意見を反映させるため、市景観形成連絡会を設置し、20日に市役所で初会合を開いた。市屋外広告物条 例制定に向けた取り組みや市民モニター制度、景観保全の担い手育成など、市が今後予定している事業について、関係団体から住民目線の意見を求めていく。

 市は一昨年11月に景観行政団体に移行。景観の形成・保全に関する基準や規制を定めることができる独自の景観計画を策定し、昨年4月に発効した。

  同連絡会は景観形成住民協定の締結など各地区で景観形成に取り組む団体や関係事業者、県地域景観リーダーら25人で構成。市が同計画に基づき展開していく 各種事業に対し意見を述べるとともに、各団体の情報交換・共有による地域全体の景観意識の向上を図る。委員長には西箕輪ふるさと景観住民協定者会長の山口 通之さんを互選した。

 屋外広告物条例について、市は来年度から条例案の検討に着手し、17年度の施行を目指したいと説明。連絡会として、市が今年度実施した現況調査結果をもとに、具体的な協議を重ねていくことを確認した。

  市側はこのほか、景観計画発効により、1月末までに住宅建築や土地の造成、大型太陽光発電所(メガソーラー)建設などに関し、延べ409件の届け出があっ たと報告。来年度は年間500~600件の届け出を見込んでいるとした。また景観計画策定に合わせ昨年7月に拡充した、景観形成住民協定認定地区を対象に した景観整備事業補助制度の利用がないことから、周知を強化するとした。

 委員からは、市がスマートインターチェンジの整備を計画している中央道小黒川パーキングエリア周辺の景観対策を求める声や、現地調査を踏まえた議論を求める意見も出された。

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城下町、景観再び 大手門、角櫓復元へ 魅力向上、交流促す (2015/02/23) 茨城新聞

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14246155898408

城下町・水戸を内外へアピールするため水戸市は、2015年度から水戸城大手門や二の丸角櫓(すみやぐら)の復元事業に乗り出す。大手門と角櫓の間に土塀 を巡らす復元工事や城跡周辺の観光ロード化も進める計画で、完成すると、水戸駅北口から角櫓を眺めることができ、観光客は水戸城跡の景観を楽しみながら回 遊できるようになる。

同市文化課は1月、水戸城跡に建造されていた建物跡を検証した上で、復元可能な建物を選んだ「弘道館・水戸城跡周辺地区における歴史まちづくり基本構想」をまとめた。

それによると、水戸城「二の丸跡」にあった大手門と二の丸角櫓について「古絵図、古写真が残り、発掘調査から位置や規模等を確認」と指摘、復元可能と判断した。

大手門は「世界遺産を目指す弘道館の正門と向かい合い、水戸城跡への導入部」、二の丸角櫓は「多くの観光客が降り立つ水戸駅北口ペデストリアンデッキから眺望ができる」位置にある。

さらに二の丸土塁も「古絵図、古写真が残り、大手門、二の丸角櫓の発掘調査から概ねの位置を確認」したとし、これらの建物の間に土塁を復元する。

併せて現在、市立第二中に整備された白壁を道路反対側の茨城大学付属小と県立水戸三高側にも設置する計画で、既に同小区間の工事が進んでいる。

同市は第6次総合計画の「3カ年実施計画」(2015〜17年度)で大手門、二の丸角櫓、土塀の事業費(実施設計など)として3億5360万円を計上した。

また、城跡や弘道館を訪れた観光客らが歩いて回遊できるように、市道を歴史観光ロードとするため13億4870万円の整備費も予算化している。

復元工事は継続して行われる見通しで、市は大手門の完成は19年度を目標にしているという。(写真あり)

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2015/02/20

和歌山県が熊野川周辺を県越え景観保全へ (2015/02/20) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/150220/rgn1502200089-n1.html

 和歌山と三重の県境を流れ、「川の参詣道」として世界遺産に登録されている熊野川の景観を保全しようと、和歌山県は、新宮市内を流れる熊野川と周 辺を「熊野川周辺特定景観形成地域」に指定した。この地域では、4月1日から着工する建築物などについて、届け出が必要になる。県によると、都道府県を越 えて保全策が同時に施行されるのは珍しいという。

 県は平成20年、景観保全のために県景観条例を制定し、21年に県景観計画を施行。これ までに、特定景観地域として「熊野参詣道(中辺路)」(21年)、「高野山町石道周辺」(23年)、「熊野参詣道(大辺路)」(25年)の3地域を指定し た。「熊野川周辺」が新たに加わり、世界遺産地域は全て指定されることになった。

 県都市政策課によると、指定される地域は、世界遺産周辺の緩衝地域(バッファゾーン)と国道168号沿い(道路境界から200メートル)、熊野川や168号から見える範囲を含むその他の領域の3つに分けられる。

 バッファゾーンと168号沿いでは、建築物の増改築や外観の色彩変更、土地の開墾や屋外での土石の堆積など全ての行為について、4月から届け出が必要になる。同課は「熊野川地域の特性ある文化的な景観を、地域の方々の協力を得て後世に受け継いでいきたい」としている。

 一方、熊野川対岸の三重県でも「熊野川流域景観計画」が策定され、4月から運用が開始される。

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2015/02/16

歴史的建物を「景観重要建造物」に 三田市素案 (2015/02/14) 神戸新聞

http://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201502/0007736926.shtml

 兵庫県三田市はこのほど、「既成市街地景観計画」の素案をまとめた。三田駅前や市役所周辺など市中心部を対象に、歴史的・文化的価値が高いと認め た建物を「景観重要建造物」に指定するほか、主要道路の舗装や植栽について基準を定める。市は、今夏にも計画を策定したい考えだ。(溝田幸弘)

 市は、新市街地▽既成市街地▽市街地周辺▽山並み・田園-の4区域でそれぞれ景観計画を予定。2010年度には、ニュータウンを対象に「新市街地景観計画」を策定し、新築建物の色彩や緑化の度合いに一定の基準を設けた。(写真あり)

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2015/02/13

ふるさとの景観保全後押し 福井県「伝統的民家群」に6地区指定 (2015/02/13) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/150213/rgn1502130042-n1.html

 県は12日、伝統的な民家の保全に向けて集落や街並み景観を生かした活動をしている「伝統的民家群保存活用推進地区」に6地区を指定し、ふるさとの景観保全、活用に積極的に取り組む「福井ふるさと百景活動団体」に10団体を認定した。

  この日、西川一誠知事が県庁で、指定地区の代表に指定書と地区名の表札を、認定団体の代表に認定書などをそれぞれ手渡し、「自然景観と文化景観は一度崩れ ると二度と復元できない。ふるさとの景観を県民の財産として誇りに思いながら次の世代に育てていくことが大事です」とあいさつした。

 これで指定地区は24地区、認定団体は30団体となる。今回の指定地区と認定団体は次の通り。

 指定地区=鯖江市中戸口▽坂井市竹田▽永平寺町栃原▽越前町江波▽美浜町佐柿▽おおい町名田庄納田終

  認定団体=勝山市・小原ECOプロジェクト▽大野市・ラピュタの会▽同市・荒島愛山会▽福井市・ふくい笏谷石の会▽同市・東郷ふるさとおこし協議会▽越前 町・上岬地区をよくする会▽越前市・神山自治振興会▽敦賀市疋田地区▽美浜町・早瀬景観保全活動協議会▽高浜町・竹竹クラブ

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景観計画案策定で協議 藤枝市 (2015/02/12) 建通新聞

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/150212100013.html

 藤枝市は、2015年度に景観計画案を策定する方針。1月に学識経験者、市職員ら14人で構成する「藤枝市景観計画策定協議会」(委員長・根本敏行静岡 文芸芸術大学文化政策学部長)で現況調査や課題の整理について協議を開始したほか、現在、市民のアンケート結果を取りまとめている。

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2015/02/12

2015年02月12日 周辺の眺望保全対策が強化される美観地区(倉敷市で) (2015/02/12) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20150211-OYTNT50214.html

 ◇美観地区 眺望守れ

 ◇4月から 2.2ヘクタール → 295ヘクタール、助成も

 倉敷市は4月から、美観地区を中心に建物の高さなどを制限する区域を、現在の2・2ヘクタールから295ヘクタールに拡大する。同地区から遠ざかるにつれ、古くからの街並みが姿を消しており、押し寄せる開発の波から眺望を守るのが狙い。歴史的建造物などの再生に取り組む個人・団体への助成も進めており、地区と調和した街づくりを目指す。(冨浪俊一)

 美観地区は1979年、大半が国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定された。市は2000年、景観の保存にも乗り出し、建物の高さを重伝建地区内は10メートル、美観地区内は11メートルに制限する美観地区景観条例を制定した。

 周辺の眺望については、90年に倉敷川畔伝統的建造物群保存地区背景保全条例を施行。規制対象区域に定めた2・2ヘクタール内で高さ制限を超える建物を新築する場合、市との事前協議を義務付けるなどした。

 町家の再生、活用などに取り組むNPO法人・倉敷町家トラストの調査では、重伝建地区周辺で04年には、江戸時代以降に建設された町家が少なくとも305棟あったが、13年には188棟にまで減少。マンションやビルの建設が進むJR倉敷駅周辺は、背景保全の対象区域から外れていることから、市は区域の拡大を決めた。

 同駅を含め、重伝建地区から半径約1キロを「倉敷川畔美観地区周辺眺望保全地区」に指定。重伝建地区内にある今橋と中橋の上、倉敷公民館前交差点など9地点から眺めた際、視界に入り、景観を著しく損なう恐れがある建物を新築・増築する場合、市は設計変更を命令でき、従わなければ氏名を公表する。

 さらに、「市まちづくり基金」を創設。古い街並みを守り、地域の魅力向上などに取り組む所有者やNPO法人などに、事業費の一部を補助する。既に、1935年に建てられた倉敷駅南側の長屋の1軒を、貸事務所に再生整備するなど3件が決まっている。

 市都市計画課は「美観地区の景観づくりは、歴史的町並みとの調和を図ることが大切」と話す。

 倉敷町家トラストの中村泰典・代表理事は「戦災を逃れ、江戸時代からの建造物が残る倉敷の景観は、日本の地方都市でもトップクラス。50年後、100年後を考え、行政も京都のように景観を守るための規制をさらに強化すべきだろう」と指摘する。(写真あり)

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2015/02/06

景観形成重要資源に3棟…青梅市 2015年02月05日 (2015/02/05) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20150204-OYTNT50435.html

 青梅市は4日、青梅織物工業協同組合所有の建物3棟を、「景観形成重要資源」に指定したと発表した。同市の美しい景観を育む条例に基づくもので、今回の指定で重要資源は12件13棟となった。

 指定された建物は、いずれも同市西分町にあり、昭和初期 に建てられたり、移築されたりした工場、旧都立繊維試験場、倉庫の3棟。現在は工房やギャラリー、レストランなどとしてそれぞれ活用されている。市都市計 画課は「青梅の織物の歴史を伝え、景観的にも当時の特徴を残している」としている。

 指定された建物は、補修などを行う際、市から技術的援助や助成が受けられる。一方、現状の変更や所有権などを移転する場合、市への届け出が必要となる。

 同市は37棟(2008年3月時点)を重要資源の候補にしており、所有者の同意が得られた建物を順次、指定している。(写真あり)

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景観重要樹木:中藁科小イチョウなど指定 静岡市が3区の3本 /静岡 (2015/02/05) 毎日新聞

http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20150205ddlk22040123000c.html

 静岡市は4日、景観形成や歴史を伝える上で欠かせない樹木として、葵、駿河、清水3区ごとに1本計3本を「景観重要樹木」に初めて指定した。同日は管理者らに証書が授与された。

 指定されたのは葵区大原の中藁科小学校校庭にあるイチョウ▽駿河区安居の寺院「石蔵院」のイチョウ▽清水区但沼町の但沼神社のクスノキ。中藁科小のイチョウが遠景の山や校舎と一体となって児童らに親しまれるなど、いずれも地域で重要な役割を果たしていると認められた。

 2004年施行の景観法で指定ができるようになり、各自治会から意見を募るなど選定を進めてきた。浜松市や富士市なども指定を行っている。

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2015/02/04

琵琶湖景観 対岸に配慮 2015年02月04日 (2015/02/04) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20150203-OYTNT50342.html?from=ycont_top_txt

 県と県内13市は、2市以上にまたがる広い範囲の景観を対象に、琵琶 湖岸で基準を超える高さの建物を建設する場合、事業者に対岸を含めて遠方から見た景観への影響を調査するよう義務づける方針で合意した。今後、統一基準に 基づいて、各自治体が景観計画や条例を整備する。(小野圭二郎)

 景観整備や規制は元々、県が一括して担ってきた。2004年に 景観法などが施行された後、全13市が景観行政団体となったため、独自に建築物の基準を定められるようになったが、自治体間で基準にばらつきがあった。特 に琵琶湖の場合、対岸への配慮も重要になり、県と13市で協議会を設立、話し合いを重ねてきた。

 対象は、現行法で定めのない広域的な視点に立ち、保全すべき景 観がある地点や地域とした。琵琶湖と比叡山(大津市)が一望できる烏丸半島(草津市)のほか、三井の晩鐘や堅田の落雁など古くから伝わる「近江八景」や、 県の「琵琶湖八景」を基に、66か所を調査の視点に選定。事業者の調査結果は立地を予定する市と、景観に影響が生じうる市で審査。住民の意見を募り、必要 に応じて県景観審議会などに諮り、仕様や外観を変えるといった指導を検討する。

 現在、県や各市の景観計画では、湖岸から200~300メート ルの一帯で、建築物の高さは原則、13メートル以下。これより高い建築計画を立てる場合、新しい基準では500メートル~5キロ離れた場所から見た場合の 景観への影響調査が義務づけられる。さらに、屋外広告物についても、湖岸一帯で電光表示板の設置を原則禁止する、といった規制を設ける方針で合意した。

 一方、湖岸でも、住宅地や商業地などの用途地域は対象外となっている。県都市計画課は「経済的な発展を妨げないといった事情も考えなくてはならないが、今後は用途地域での規制が課題になる」としている。

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2015/02/03

世界遺産「熊野川」の景観保全へ 周辺を特定地域に (2015/02/03) 紀伊民報

http://www.agara.co.jp/modules/tokushu/article.php?storyid=288546

 世界遺産に登録されている「川の参詣道」熊野川の周辺景観を守ろうと、和歌山県は新宮市の熊野川周辺地域を景観保全に重要な「特定景観形成地域」に指定 した。県内4カ所目で、これで世界遺産登録地すべての地域が特定景観形成地域になった。流域の三重県側も同県が指定し、両県が4月に同時施行する。都道府 県をまたいで連携して施行するのは全国でも珍しいという。

 県は景観条例に基づき、2009年1月に県景観計画を施行。独自の規制基準を 設けている和歌山市、高野町、有田川町を除く県内全域を景観計画区域に指定。一定規模以上の建物や広告塔などについて、県への届け出を必要とし、県が基準 に照らして審査している。県はさらに、特に景観上重要な地域を特定景観形成地域に指定し、基準をより厳しくしている。

 特定景観形成地域にはこれまで「熊野参詣道(中辺路)」「熊野参詣道(大辺路)」「高野山町石道周辺」の3カ所を指定し、今回「熊野川周辺」を加えた。

  熊野川や国道168号から見える領域を範囲とした。特に熊野川沿いの「バッファゾーン」「国道168号沿道(道路境界から200メートル)」では、4月以 降に着工する建築物や工作物の新築増改築、廃棄物堆積などすべての行為について、県への届け出が必要になる。それ以外の地域もこれまでより、高さや面積な どの制限が厳しくなった。

 県都市政策課は「世界遺産登録地すべてを特定景観形成地域に指定することができた。景観の価値が損なわれず、後世に伝えられるよう、協力していただきたい」と話している。

  和歌山、三重両県が熊野川の景観保全を盛り込んだ景観計画を同時施行するのを記念し、両県や新宮市などは3月7日、三重県紀宝町鵜殿の町生涯学習センター で「熊野川シンポジウム」を開く。東京大先端科学技術研究センター所長の西村幸夫教授が基調講演し、パネル討論もある。

 問い合わせは和歌山県都市政策課(073・441・3228)へ。

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城崎温泉、出石、神鍋高原でも建物と広告物セットで規制 兵庫・豊岡市が条例制定へ (2015/02/03) 産経ニュース

http://www.sankei.com/west/news/150203/wst1502030045-n1.html

 兵庫県豊岡市は平成27年度から総合的な景観施策を推進するため、屋外広告物に関する事項を景観計画に位置づけ、屋外広告物条例を独自に制定、既 存の景観条例と連携して建築物などと一体的な景観保全に取り組む方針を決めた。屋外広告物条例案は27日開会する3月定例市議会に提案する。

 可決されれば、法律で制定が義務づけられている神戸市(政令指定都市)、尼崎市、西宮市、姫路市(以上中核市)を除き、昨年7月に施行した篠山市に次いで景観行政団体として県内2例目。

 市は景観計画に屋外広告物の制限に関する事項を定めることに伴い、景観計画変更案を作成。市役所本庁舎で2日、市民説明会を開くとともに、変更案を市都市整備課や市ホームページで公開し、10日まで市民の意見を募集している。

 変更案では、出石(城下町)や城崎温泉、神鍋高原など5カ所を広告景観モデル地区に指定し、地域環境と調和した良好な広告景観を目指す。

 豊岡市は平成23年、景観法に基づく景観行政団体となった。翌24年に景観施策の指針「市景観計画」を策定するとともに、景観条例を施行し、建築行為に対して指導を行っている。

 一方、屋外広告物については従来、県屋外広告物条例で規制を行ってきたが、屋外広告物法の改正で、市が主体的に屋外広告物条例を制定できるようになった。

 豊岡市都市整備課は「屋外広告物条例で、建物と広告物をセットにして景観を守る」としている。問い合わせは同課((電)0796・23・1712)。(写真あり)

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堺市 景観地区認定制度へ 百舌鳥古墳群 (2015/02/02) 建通新聞

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/150130700014.html

 堺市は、百舌鳥古墳群周辺地域について、景観条例に基づく大規模建築物の届け出制度を、景観地区による認定制度に移行する。また、大規模建築物以外の建築物も制限対象となる。

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2015/02/02

琵琶湖:景観守ろう 県と市が統一ルール 建築物や野外広告、自治体の枠超え取り組み /滋賀 (2015/02/02) 毎日新聞

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20150202ddlk25010258000c.html

 県と琵琶湖に面した10市が、現在は市ごとに異なる建築物や屋外広告の規制基準を見直し、統一ルールに基づいた景観保護を進めていくことで合意した。「浮御堂から見える三上山」など、後世に残すべき「近江66景」を選定。早ければ4月にも、対岸の景色も含めた保全に自治体の枠を超えて取り組む。【加藤明子】

 統一ルールが適用される地域は、都市計画法で規制される住居地や商業地などの「用途地域」以外の場所で、湖岸付近に点在する景勝地66カ所。

 たとえば「近江八景」の一つ、堅田の落雁の舞台となった大津市の浮御堂。境内からは琵琶湖の向こうに、「近江富士」と呼ばれる野洲市の三上山も望むことができる。これまで両市が別々に景観保護に取り組んでいたが、今後は両市にまたがる景勝「浮御堂境内から眺める琵琶湖と対岸の三上山」として、景観対策に取り組む。このほか、「海津大崎から眺める琵琶湖と竹生島」「沖島から眺める琵琶湖と比良の山並み」なども選定した。

 選定した景勝地付近では、電光掲示板の設置を原則禁止。また、高さ13メートルを超える建物の新増築などを事業者が計画する際、周囲の山並みを3分の1(一部は4分の1)以上の高さで遮らない▽まとまりのある形や落ち着いた色にする??など、複数の条件を満たすよう求める。

 県は1984年に「ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例」を施行。湖岸でのマンションなどの建設に高さ制限を設けるなどしたが、市の間で取り組みに温度差があった。今回、湖岸に面した10市が一体で景観保護に取り組むことが、県全体の観光振興や地域活性化につながると判断。甲賀市など琵琶湖に面していない3市も協議に加わり、統一ルール導入を決めた。

 ルール策定の合意は、県全体の景観について協議する県景観審議会で報告された。審議会長の藤本英子・京都市立芸術大教授(環境デザイン)は「琵琶湖を通して自治体が一体となったユニークで先進的なモデルだ」と、導入への期待を語った。

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