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2015/10/28

半田の「旧中埜半六邸」耐震改修 憩いの場に (2015/10/28) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20151027-OYTNT50174.html

 歴史的に貴重な建物をまちのにぎわいづくりに生かそうと、120年以上前に建てられた半田市中村町の住宅「旧中埜(なかの)半六邸」で、地元のNPO法人が耐震改修に取り組んでいる。11月8日の新装オープンに向けて作業を進めており、メンバーは「憩いの場として気軽に訪れてほしい」と話している。(青山丈彦)

 半六邸は江戸後期から明治初期に海運業や醸造業で財を築 いた中埜半六の住宅で、半田運河沿いにある。約3000平方メートルの敷地に木造2階の母屋と四つの蔵があり、総延べ床面積は約800平方メートル。江戸 末期に建てられ、1889年頃に改築された。90年に行われた陸軍の大演習の際に明治天皇の御典医が泊まり、第2次大戦後は、料亭として使ったり、大相撲 名古屋場所の宿舎として貸したりしたこともあったという。

 市は2009年に半六邸を購入し、大半の建物を取り壊して広場 にする方針だったが、「貴重な建物を活用すべきだ」とする市民の要望で方針を転換。12年1月に設立されたNPO法人「半六コラボ」が同8月、市から無償 で母屋(延べ約500平方メートル)を譲り受けたうえで耐震改修を行い、管理運営することが決まった。改修費用約6000万円は、まちづくりを担う株式会 社「半田歴史まちづくり」と連携し、寄付や出資で賄うことにした。

 改修工事は今年2月に始まった。1階に豆腐と湯葉のメニューなどを提供する飲食店が入居するほか、半六コラボが軽食を販売。2階はイベントなどの貸しスペースとして活用する。

 寄付や出資はまだ不足しているといい、半六コラボの杉浦明巳理事長(55)は「昔の半田のまちや暮らしがわかる貴重な建物で、地元の宝。観光施設としてにぎわいづくりにつなげたい」と話している。

 市は11月8日のオープンに先駆けて庭園を整備し、4月から土 日祝日限定で一般公開(無料)している。また、オープン初日には、午前9時からのオープニングイベントなど様々な行事が企画されている。問い合わせや寄付 の受け付けなどは半六コラボ(050・5848・1111、平日の午前9時~午後6時)。(写真あり)

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商店街の中に芝生空間演出、にぎわい創出実験 松山 (2015/10/27) 愛媛新聞

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20151027/news20151027946.html

 中心市街地のにぎわい創出につながる公共空間の活用方法を検証する「大街道街なか空間活用実験」が24日から、愛媛県松山市大街道2丁目の大街道商店街の一角で行われている。11月1日まで。
 心地よい居場所として商店街の空間活用を模索し街の魅力を高めようと、市都市再生協議会の公民一体型空間形成検討専門部会が実施。三番町通り北 側の松山大街道商店街振興組合前周辺に、子どもの遊び場をイメージした人工の芝生エリアのほか、休憩などに利用できるいすとテーブルを配置した。
 実証実験は本棚や立て看板を設置して11月21~29日も行い、展示・情報発信の場として活用を探る。 (写真あり)

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市景観計画の見直し(素案)についての意見を募集 (掲載号:2015/11/01) 福岡市 ふくおか市政だより WEB版 (プレスリリース)

http://dayori.city.fukuoka.lg.jp/28539

市景観計画の見直し(素案)についての意見を募集

■問い合わせ/都市景観室

電話092-711-4395

FAX092-733-5590

歴史資源を生かした景観形成の取り組みに伴い、市景観計画を見直すことへの意見を募集します。

【素案の閲覧・配布】

10月26日から同室(市役所4階)、情報公開室(同2階)、情報プラザ(同1階)、各区情報コーナー、各出張所で。市ホームページにも掲載

【意見書の提出】郵送かファクス、メール、持参で11月25日(必着)までに都市景観室へ。

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2015/10/26

電柱なくして景観向上、災害に強い街に…219首長が推進組織 (2015/10/24) 産経ニュース

http://www.sankei.com/politics/news/151024/plt1510240023-n1.html

 電柱をなくして景観の向上や災害に強い街を実現しよう-。群馬、滋賀、大分を除く44都道府県219自治体(23日時点)が参加する「無電柱化を推進する市区町村長の会」が発足した。

 大地震で倒壊すれば救助活動に支障が出かねず、訪日外国人が急増する中で優れた自然や文化的景観を台無しにする例もあるとして、撤去推進に向けた国の財政支援拡充を連携して求めていく。

 撤去した街並みを観光資源としている先進事例や、地中化工事の低コスト化に役立つ技術といった情報も共有し、各地域の取り組み推進につなげる。自民党が昨年以来、法案提出を目指している無電柱化推進法の制定を、地方から後押しする狙いもある。

 国土交通省によると、高速を除く道路の距離ベースの無電柱化率は1%程度にすぎない。

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まちの景観どう守る 住民団体、専門家ら交流 三木 (2015/10/25) 神戸新聞

http://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201510/0008511999.shtml

 兵庫県内でまちの景観形成に取り組む住民団体や専門家、行政担当者たちが交流を図る「ひょうご景観まちづくり交流会」が25日、三木市本町3の料 理旅館「文一」で開かれた。三木やたつの、豊岡市のまちづくりに携わる住民らが各自の取り組みを報告した。参加者約50人は情報交換して今後の課題解決の 参考にしていた。(堀内達成)

 同交流会は住民の取り組みを支援する「県まちづくり技術センター」などの主催で、年1回実施しており、今回が3回目。6月、町屋が残る三木市の「湯の山街道」沿いの住民が協定を結び、県から「景観形成等住民協定」として認定されたことを受け、同市で開催した。(写真あり)

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喜多方桐桜高生 蔵のある景観再生活動 (2015/10/24) 福島民報

https://www.minpo.jp/news/detail/2015102426221

 喜多方桐桜高の生徒は東日本大震災で被災した喜多方市小田付地区の蔵がある町並みの再生に取り組んでいる。アイデアを出し合い、これまでに崩れた壁を修 復し、休憩所などを新たに造った。先人が残した景観を守ろうとする若者の思いは住民や行政にも広がり、市は地区の保存条例制定へ動きだした。
 同校エリアマネジメント科の2年生39人は19日、小田付地区の「おたづき蔵通り」沿いに休憩所を完成させた。空き地に芝を張り、手製のウッドデッキやベンチを置いた。日差しを遮るパラソルもある。観光客らにくつろいでもらおうという生徒の心遣いにあふれる空間だ。
 地域づくりや伝統文化を学ぶ生徒らは今春からアイデアを絞り込み、準備を進めてきた。参加した木戸香琳さん(17)は「自分たちの計画が実現できて、愛着も湧いてきた。多くの人が訪れ、地区の魅力を感じてほしい」と笑顔を見せる。
  整備事業は平成23年にスタートした。東日本大震災で崩壊した蔵の壁を直そうと、住民が行う修復作業に協力したのがきっかけだった。2年がかりで空き家と なっている蔵の壁を塗り替え、屋内を改修した。3年目は蔵の周囲に芝を植え、4年目となった昨年は約30メートルの路地をれんが敷きに変えた。
 毎年、2年生が代替わりしながら事業を継続している。「次は噴水を作ってほしい」「ドッグランも必要」。先輩から後輩に再生への思いとともにアイデアも引き継がれる。
 生徒たちの活動は地元住民も巻き込み、心を動かした。会津北方小田付郷町衆会長を務める伊関聡さん(63)は「若者が積極的に作業する光景は刺激になり、町を守ろうとする意識も強くなった」と語る。
 住民らは平成25年、市に対して重要伝統的建造物群保存(重伝建)地区指定を文化庁に申請するよう要望した。指定されると、市や高校生が取り組む景観保護活動に対し、国から財政支援を受けられる。さらに観光活性化の起爆剤になるとの期待がある。
 市も地元の熱意に押され、重伝建地区申請の前提となる景観保存条例の制定へ準備に入った。条例には既存建築物を修繕・保存するための補助制度、新たに建てる住宅の色の規制などを盛り込む方針。市は来年の3月定例市議会への条例案提出を検討している。
 文化財関係を担う外島正弘市教育部長(59)は「高校生の活動が市民に蔵の大切さを伝えてくれた」と話している。(写真あり)

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景観と調和の看板を 統一デザイン本格設置へ社会実験 (2015/10/23) 長野日報

http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=35440

 景観と調和した看板の普及を目指す上伊那地方の企業関係者などでつくるNPO法人「三風デザイン」は、看板の適正サイズを調査する社会実験を南箕輪村の 広域農道で始めた。広域農道では統一デザインによる看板の設置が進められており、普及に向けた課題を探る狙い。大きさの異なる看板を実際に取り付け、視認 効果などを検証する。

■信大も参加 認知率調査

 広域農道沿いへの看板の設置を検討しているKOAが協力し、大(175 センチ×63.5センチ)、中(130センチ×47.2センチ)、小(72センチ×33.8センチ)の3サイズの仮設看板を用意。9月初めから同社入り口 に3種類の看板を順次設置し、配送トラックの運転手らにアンケートをしたり、映像を撮影して、看板の大きさによる認知率を比較する。

 実 験には信州大学農学部の上原三知准教授の研究室が参加。21日から最も大きいサイズの看板が設置され、22日には信大の学生が配送トラックに同乗して撮影 した。現場付近を両方向から走り、看板の見え方を記録した。調査は31日まで行い、その後、学生に映像を見比べてもらうなどして評価、分析し、適正サイズ を導き出したい考えだ。

■南箕輪の広域農道モデルに

 看板の見直しは、中央、南の 両アルプスに抱かれた伊那谷の美しい 風景を守り、後世に継承していこうと、上伊那地方の産学官で組織する「三風の会」が検討。統一的な デザインマニュアルを策定するとともに、上伊那を南北 に貫く広域農道を景観づくりのモデルルートと位置付け、普及を目指している。8月にNPO法人を設立、11月中にも認証される見通しで、活動を本格化させ ていく方針だ。

■土・大地イメージ 伊那谷ブラウン

 看板は土・大地をイメージした「伊那谷ブラウン」と呼ぶ 濃い茶色 を基調としたデザインが特徴。KOAではこれ まで景観に配慮して看板を付けていなかったが、物流セ ンターの移築を機に「三風モデル」での看板設置を計 画。同社は「いたずらに看板を増やすのではなく、必要最小限のものにしたい」とし、「調査結果は今後の取り組みに活用してほしい」と話した。

 上原准教授は「看板は大きさの競争になりがち。企業自ら景観との調和を考える事例は珍しく、有意義な取り組みだ。カーナビも普及する中でどんな看板が適正か検証していきたい」としている。

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2015/10/22

加古川市景観まちづくり賞:さらに美しく 3施設・3団体に /兵庫 (2015/10/21) 毎日新聞

http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20151021ddlk28040489000c.html

 ◇景観デザイン部門、シスメックス工場など/まちづくり活動部門、新神野花くらぶなど

 加古川らしい優れた景観を形成する建築物や活動を表彰する「第4回加古川市景観まちづくり賞」がこのほど決まり、景観デザイン部門3施設とまちづくり活動部門3団体に贈られた。【藤田宰司】

 景観デザイン部門は▽住宅街の「ハピアガーデン東加古川」(野口町水足)▽検査機器製造工場の「シスメックス アイ スクエア」(同)▽「鶴林寺宝物館」(加古川町北在家)が選ばれた。ハピアガーデンは緑豊かな街並みが潤いや住みやすさを感じさせ、シスメックスは敷地内に築いた豊かな森や沿道側から見た景観への配慮、鶴林寺宝物館は既存の歴史的な建物との調和などがそれぞれ評価された。

 まちづくり活動部門は▽JR神野駅の花壇の整備と管理を続けている「新神野花くらぶ」▽新井(しんゆ)緑道の入り口花壇(野口町水足)の植栽と管理を続ける「メデール会」▽休耕田を利用してコスモスを育て、田園風景を演出する「志方東コスモスまつり実行委員会」が受賞した。

 同賞は、市景観まちづくり条例(1999年施行)に基づき、2000年度から5年ごとに選定され、過去3回で景観デザイン部門11施設、まちづくり活動部門10団体が賞を受けた。4回目の今年は、景観デザイン部門38施設、まちづくり活動部門9団体の応募から、景観専門家会議が選定した。

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2015/10/21

温故知新!歴史再現工事ブーム到来なるか!? (2015/10/20) NET-IB NEWS

http://www.data-max.co.jp/271020_dm1857_2/

 九州地方整備局と太宰府市が主催する「九州歴史まちづくりサミット」の開催が決まった。

 同サミットは、九州において先進的に歴史 まちづくりを実践する6つの市町村(山鹿市、太宰府市、日南市、竹田市、添田市、佐賀市)の代表者が太宰府市に集い、情報交換を行うことで、今後新たに歴 史まちづくりを進めようとする自治体をサポートしていこうというもの。当日は国際広報メディア・観光学院 観光創造専攻の西山徳明教授も特別講師として参加する。

 人口減少にともなう内需縮小が避けられないなか、観光客の取り込みは、地方自治体 はもちろん、国全体でも大きな課題となっている。2007年には、お隣中国が天安門広場の南に位置する、前門大街の大規模改修工事を実施。清の時代後期か ら中華民国前期にかけての町並みが再現された。一般公開からの1年間で、国内・外から5,000万人を超える訪問客があったという。
 福岡でも現 在、AR(拡張現実)を利用した、「バーチャル歴史散歩」が実施されている。iPadなどの情報端末を使うことで、当時の町並みが体験できるというもの だ。しかし、そうした条件付きの観光サービスの提供よりは、町全体に古き良き日本の姿を残した方が、集客力は高い。世界で最も影響力があるとされる米大手 旅行雑誌「トラベル+レジャー」が発表した2015年の世界の人気観光都市ランキングで、京都市が2年連続で1位に選ばれたことからも、そのことはうかが い知れる。

 空き家問題を始め、建築物・建造物の10年後、20年後の価値に焦点が当てられる中、観光資源として古風にアレンジして残すといった選択肢があってもいい。興味のある方は、同サミットに足を運ばれてみてはいかがだろうか。

■九州歴史まちづくりサミット

<日 時>
平成27年11月19日(木) 午後1時15分~午後4時40分

<場 所>
九州国立博物館 ミュージアムホール(福岡県太宰府市石坂4-7-2)

詳細は以下の問い合わせ先まで。
国土交通省 九州地方整備局 建政部 都市・住宅整備課
課 長:百合草 真人
建設専門館:佐伯 康夫
TEL:092-471-6331/FAX:092-471-6397

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京都市屋外広告物条例:市が市民アンケ 来月上旬まで 景観政策、反映へ 完全施行1年、違反2割以上減 /京都 (2015/10/20) 毎日新聞

http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20151020ddlk26040524000c.html

 歴史ある景観を守るため看板の色や大きさを罰則付きで厳しく規制する「京都市屋外広告物条例」が完全施行されて1年余り。市は 市民らを対象に初のアンケートをする。屋外広告物が織り成す景観の印象を尋ねる内容。条例は景観改善につながったと高い評価を受ける一方、「日本一厳し い」と一部事業者から不満も出ている。市は市民感覚を反映したアンケート結果を今後の景観政策にいかす方針だ。【土本匡孝】

 質問項目は約80。約80枚の実物写真や合成写真を示し、多くは同じ角度から撮影した2枚1組。「京都の景観にふさわしいか」の観点から各写真の印象を5段階で評価してもらう。

 例えば、市中心部の繁華街・四条河原町南側のビル群を同じ角度から写した2枚の写真は、条例完全施行前の写真と施行後の写真(一部合成)を比較。看板の色、大きさを変えて対比させた写真や、市バスの車体全体を広告化した「ラッピングバス」3種の評価を問う写真もある。

 規制への賛否、京都らしい広告物に求める要素なども尋ね、年代、市内在住歴などとの相関関係も分かるアンケートになっている。調査方法は(1)無 作為抽出の20歳以上の市民2000人に郵送(2)観光客ら約300〜500人を目標に街頭で(3)屋外広告物関係者ら約100人に郵送や対面−−の3種 類。いずれの調査方法でも共通の冊子(A4判カラー24ページ)を使う。締め切りは11月上旬。市は来年3月、調査結果に関するシンポジウムを開く予定。

 市広告景観づくり推進室によると、8月末現在、違反看板は完全施行直前の約8900カ所から6674カ所へ2割以上減少。違反看板のうち派手な色彩や面積規定を大きく超えるなど「特に景観を損ねる」看板は793カ所。約2100カ所から6割以上減った。

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2015/10/16

南魚沼の牧之通り「アジア都市景観賞」 (2015/10/16) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20151015-OYTNT50182.html

 南魚沼市塩沢地域の三国街道塩沢宿「牧之通り」が、アジア各都市の優れた景観やまちづくりの取り組みをたたえる「アジア都市景観賞」を受賞することに決まった。

 同賞は国連ハビタット福岡本部などが主催し、2010年に創設された。これまでに広島市の「原爆による廃虚からの都市復興」(11年)や、岩手県の「東日本大震災からの復興の象徴『三陸鉄道』」(14年)などが受賞しているが、県内では初めて。

 塩沢地域は雪国の生活を著した江戸時代のベストセラー「北越雪譜」の鈴木牧之(1770~1842年)の出身地。牧之通りは地域の中心にあり、かつては伝統工芸品の越後上布や塩沢紬など織物の産地としてにぎわったが、人口減などで衰退していた。

 そこで道路改良を機に、住民らは昔ながらの雪国特有の町並みを復元することにした。店舗や住宅を改築する際に外観や色彩を和風にそろえ、雪よけの雁木も復活させるなどして、電線も地中化した。10年に整備が完了し、11年には都市景観大賞(国土交通省後援)に選ばれた。

 整備後は、牧之通りの女性住民でつくる「射干の会」を中心に、商店や住宅を開放してひな人形や着物を展示するイベントなどを開き、訪れる観光客との交流に力を入れる。同会の中島真知子会長(66)は「もっと素晴らしい景観を持つ街もあるのに、ありがたい」と驚いた様子だった。27日に福岡市で授賞式が行われる。

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湖の景観保全で法定協 (2015/10/15) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20151014-OYTNT50255.html

 ◇大津、草津市 推進協格上げで合意

 琵琶湖をまたいで互いに見る景観保全に向け、大津、草津市は、来年度から「びわこ大津草津景観推進協議会」を法定協議会に格上げすることで合意した。

 協議会は、両市の景観資産を守り、次代に受け継ごうと2013年に設立され、「東海道サミット」などを開催。

 現在は任意で両市の連絡調整に過ぎないため、越直美・大津市長と橋川渉・草津市長が、両市議会で議決を得て地方自治法に基づく法定協に移行することで合意した。

 今年度の取り組みとしては、琵琶湖越しに両市の景観を望む「対岸眺望ポイント」の選定などを列挙。坂本城跡や湖岸なぎさ公園など大津市の5か所、湖岸緑地や矢橋帰帆島など草津市の4か所から絞り込む。

 写真撮影スポットや旧東海道沿道で、両市共同デザインの案内板を整備する案も紹介し、官民それぞれが景観を守り抜く趣旨の基本計画に生かすとしている。

 橋川市長は「琵琶湖をまたぎ、旧東海道でつながる両市の特徴的景観は他に例がない。互いに連携強化して市民への啓発や調査研究に努めたい」と述べた。

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世界遺産の景観保全へ 違反屋外広告の対策強化 (2015/10/14) 紀伊民報

http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=303050&p=more

 和歌山県は10月から2カ月間、市町と連携し、世界遺産登録地周辺で、景観を悪化させている屋外広告物への対策を強化する。重点地域や期間を定めて集中的に取り組むのは初めて。県は「良好な景観を守るとともに、広告主の意識向上にもつなげたい」としている。

 県と和歌山市はそれぞれ、屋外広告物法に基づき、景観を守り、人への危険を防止する目的で条例を制定している。これまでも随時、改善指導してきたが、ま だ違反物が多く残っているという。県と和歌山市が3月に開いた会議で、仁坂吉伸知事と尾花正啓市長が「違反広告物が目に付く」などと話し合ったことから、 景観上重要な地域を対象に、対策強化に取り組むことにした。

 県は田辺市、白浜町、すさみ町、新宮市、那智勝浦町、九度山町、かつらぎ町のうち、世界遺産登録地周辺(特定景観形成地域)の主要幹線道路沿いを、各市町と連携して実施。和歌山市は和歌山城の周辺を今回の重点地域にする。

 期間中、看板や張り紙などのうち、色や大きさなどが基準を大きく逸脱したり、危険とされたりする広告物の設置者に対し、県や市町が撤去や取り換えなどの 是正指導を実施。特に「禁止地域」に指定している区域では、自らの事業所があり、その敷地内に設置する場合を除いて、屋外広告物掲示の全面禁止を徹底す る。

 屋外広告業者が指導に応じない場合は、是正命令を出し、50万円以下の罰金などの適用もあるという。また、違反例が多い業界の団体や広告業者には制度の周知活動をする。

 県や市町の調査によると、重点地域のうち、紀南の違反広告物は田辺市内89件、白浜町内5件、すさみ町内9件、新宮市内26件、那智勝浦町内11件だった。

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2015/10/13

幕末の津和野伝える百景 日本遺産センター11日オープン (2015/10/10) 山陰中央新報

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=555312004

 島根県津和野町は9日、「津和野百景図」に基づく歴史文化ストーリーの日本遺産認定に伴い、同町後田に11日オープンする「津和野町日本遺産センター」の報道関係者向けの内覧会を開いた。実物の百景図やパネルを展示し、津和野の歴史や文化を伝えている。

 同センターは、町出身の浮世絵研究家・永田生慈さんから無償で譲り受けた旧葛飾北斎美術館を改修した。

 センター内には、栗本里治(さとはる)(号・格斎)が、江戸末期の津和野藩の風景や鷺舞(さぎまい)などの伝統行事、人々の暮らしを描いた津和野百景図の一部を展示。百景図全100枚の絵を解説付きパネルで紹介している。

 同じく里治が幕末期の城下を描いた絵図のパネルや、津和野の魅力を四季、自然、歴史文化、食文化の4テーマで紹介するコーナーも設けた。

 入場は無料で、開館時間は午前9時~午後5時。町商工観光課の米本潔・歴史まちづくり推進係長(47)は「多くの人に寄ってもらえる新たな観光拠点になればうれしい」と話した。(写真あり)

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景観広告フォーラム:看板、安全管理を 道頓堀 /大阪 (2015/10/12) 毎日新聞

http://mainichi.jp/area/osaka/news/20151012ddlk27040254000c.html

 魅力のある景観をつくると同時に、安全な屋外広告物を目指し、「第2回大阪景観広告フォーラム」が8日、大阪市中央区道頓堀で 開かれた。府内の屋外広告業者のほか、府や大阪、堺市の担当者ら約70人が参加。道頓堀商店街周辺を練り歩き、飲食店や土産物店にちらしを配って看板の安 全管理を呼びかけた。

 2月には札幌市中央区で飲食店の屋外広告の一部が落下する事故があり、頭部を直撃された通行人の女性が重体となった。フォーラムでは、参加者が歩きながら設置状況を確認。その後、近くのホテルで安全管理の方法などについて意見交換をした。

 主催した大阪屋外広告美術協同組合の冨田栄次理事長(61)は「広告主と作り手の業者、行政が三位一体となって意識を高めていきたい」と話した。(写真あり)

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2015/10/08

牧之通りにアジア都市景観賞 (2015/10/07) 新潟日報

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20151007209966.html

 三国街道の宿場町をイメージして整備された南魚沼市塩沢の「牧之通り」が、模範となるまちづくりを手掛けた地域を表彰する「2015年アジア都市景観賞」に本県では初めて選ばれた。住民と行政が一体となり、雪国独特の建築様式を残した景観をつくった点が評価された。

 アジア都市景観賞は、国連ハビタット福岡本部、アジア景観デザイン学会など4団体が主催し、10年に創設された。ことしは国内ではほかに山口県萩市のまちづくりと福岡県筑後地域の景観形成が選ばれた。海外は韓国、中国、ベトナムから6件を選出した。

 牧之通りは道路拡幅の際、雪国の雁木をモチーフに、かつての宿場町をイメージした町並みを再現した。整備区間は450メートル。電柱を地中化し、建物形状や外壁などに統一感を持たせる協定を住民が自主的に設定した。完成後は地元女性らのグループが、季節ごとにひな人形めぐりや茶会などのイベントを開いて訪れた人をもてなしている。

 完成した10年には6万5千人超の観光客が来訪。14年は9万8千人を数え、南魚沼市を代表する観光名所として定着した。11年には国土交通省の都市景観大賞を受賞した。

 市都市計画課は「国際的に評価されたことで、海外にもアピールできる裏付けとなった」と話した。

 牧之通り組合の中嶋成夫会長(71)は「住民が誇りを持ち、住み続けられるまちをつくることが最優先だった。受賞は、住民がこれからも町を大切に思い生かしていく動機付けとなる」と喜びを語った。授賞式は27日に福岡市で開かれる。(写真あり)

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委員13人に委嘱状交付/市景観審議会 (2015/10/07) 宮古毎日新聞

http://www.miyakomainichi.com/2015/10/81226/

高層ホテル計画で意見交換

 下地敏彦市長は6日、景観まちづくりに関することを審議する、学識経験者や市民などで構成する宮古島市景観審議会委員13人と景観アドバイザーに委嘱状を交付した。引き続き審議会を開き、ユニマットプレシャスが計画している高層リゾートホテルについて、市の景観計画にマッチしているのかなどで意見交換した。近日中に委員の意見を集約し、下地市長に答申する方針。会長には真壁恵修氏(宮古島市市民運動実践協議会)、副会長には庄司優氏(一般市民)を選出した。

 同審議会は、2012年3月に開かれた市議会3月定例会で、景観計画を運用するための景観条例が可決成立したことを受け設置された。

 この日の審議会では、上野地区の南岸でリゾート開発を進めているユニマット社から、今後の開発計画について説明があった。

 建築計画によると、ホテルは11階建て鉄筋コンクリート造りの高さ42㍍。高層であることから、同社では植栽を配置して周辺環境に配慮する考えを示した。

 景観アドバイザーの池田孝之氏は(琉球大学名誉教授)は、市の景観計画では建築物の高さを海岸では7㍍までと設定していることを指摘。「建物の配置や形態、意匠の工夫がなされなければいけない。それがされた上で十分に緑化されておれば、(高さについての)緩和も考えるということをしっかりと議論してほしい」と述べた。

 委員からは、防災の観点から「避難箇所を兼ねることから、ある程度の高さは特例として認めても良いのでないか」などと言った意見があった。

 池田さんは「ビルの上を一時避難場所にすることはあるが、だからといって全ての建物の高層を認めて、全部避難所ということにはならない」と述べ、景観計画にしっかりと照らし合わせて議論を進めることが重要だとした。

 審議会委員と景観アドバイザーは次の通り(敬称略)。

 【会長】真壁恵修(宮古島市市民運動実践協議会)
 【副会長】庄司優(一般市民)
 【委員】岡徹(宮古島市文化財審議委員会)福原光勇(県建築士会宮古支部長)仲間弘(県造園建設業協会宮古支部長)下地浩之(宮古地区宅地建物取引業者会長)長田幸夫(県建設業協会宮古支部長)根間春仁(宮古島観光協会事務局長)神里裕哉(宮古青年会議所理事長)狩俣香代子(宮古島商工会議所振興課長)瑞慶覧明(宮古地区調査測量設計業協会長)古堅宗和(一般市民)具志堅公子(県宮古土木事務所建築班長)
 【景観アドバイザー】池田孝之(琉球大学名誉教授、NPO法人沖縄の風景を愛さする会理事長)(写真あり)

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2015/10/07

下関市景観賞:建築部門・長府製作所記念館、活動部門・楢原ゆうあい会選出 /山口 (2015/10/06) 毎日新聞

http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20151006ddlk35040559000c.html

 良好な景観を形成している建物や保護活動をしている個人や団体などに贈られる下関市景観賞の第6回受賞者が決まり4日、市内で表彰式が開かれた。

 景観賞は、良好な景観を維持し、継承するために景観への関心を高めてもらうことを目的に2010年度から始まった。今年度は、 「建築部門」に「蛍遊(けいゆう)苑 長府製作所記念館」(下関市長府侍町)、「景観を守り育てる活動部門」に同市豊田町楢原地区の「楢原ゆうあい会」 (貴志(きし)昇会長)が選ばれた。

 蛍遊苑は、長府製作所の創立60周年を記念して14年に建てられた。城下町長府という地域の景観になじんだ外観と日本庭園を持つ。館内には会議やコンサートを開催できるホールや和室などを備えており、幅広い用途での利用が可能な点が評価されたという。

 ゆうあい会は、楢原地区で07年から活動しており、地区内の幹線道路沿いの花壇の管理や旧街道の保存・整備活動などを続けている。地域の自然や歴史を生かしたまちづくりなど幅広い活動を地道に続けている点が評価された。

 表彰式では、蛍遊苑を運営する長府物産の橋本和洋取締役と、ゆうあい会の貴志会長が中尾友昭市長からそれぞれ賞状と記念品を受け取った。橋本取締 役は「今後とも市民の憩いの場、新たな観光拠点となるよう祈念する」、貴志会長も「今後も活動を続けていきたい」などと述べた。

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2015/10/06

親子でバスツアー、釧路市景観賞巡り (2015/10/05) 釧路新聞

http://www.news-kushiro.jp/news/20151005/201510053.html

 釧路市の「景観賞」を受賞した建物を巡り、普段は公開されていない内部の様子も見学で きる初めての「親子で景観バスツアー」が4日、市内で行われた。景観賞は1992年から2012年まで43件が受賞。ツアーは建物の景観を楽しみ、美しい 景観についての意識啓発、普及を目的に初めて行われた。  ツアーには小学生の親子5組13人が参加。東光薬品工業釧路工場、石炭をテーマとした桜ケ岡商店街、富士見の旧五十嵐邸、釧路センチュリーキャッスルホ テルなど12カ所を巡り、12年に奨励賞を受賞した道建築士会釧路支部の折り紙建築をプレゼントされた。  この内、戦後まもなくの昭和20年代に建築された民家を修復した旧五十嵐邸では内部に入って案内も受けた。親子は当時の氷を使った冷蔵庫も組み込み、機 能的に作られた木のシステムキッチンや、和洋折衷で工夫を凝らした家に「すごい!」と歓声を上げながら見学した。

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2015/10/05

三宮再整備、特定都市指定目指す 兵庫県、神戸市と (2015/10/03)神戸新聞

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201510/0008451578.shtml

 神戸・三宮地区の再整備計画について、兵庫県の井戸敏三知事は2日、不動産開発への税制優遇や土地利用の規制緩和などがある「特定都市再生緊急整備地域」の指定に向け、神戸市とともに国に働きかけていく方針を明らかにした。

 同日の県議会本会議で、向山好一議員(民主党・県民連合)の一般質問に答えた。

 JR三ノ宮駅の南側一帯は2002年、建物の容積率や高さ制限の緩和などがある「都市再生緊急整備地域」に指定され、13年に広さを96ヘクタールに拡大した。

 「特定都市‐」は都市の国際競争力の強化を図る地域が対象となり、道路の上空利用が可能になるなど、さらなる規制緩和がある。税制優遇もあり、民間開発をより促進する効果があるという。既に東京や名古屋、大阪などの12地域が指定されている。

 井戸知事は「三ノ宮駅周辺は神戸のみならず兵庫の玄関口。国際的なブランド力を生かしたまちづくりを、神戸市と一緒に進めたい」と話した。

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2015/10/02

篠山市景観重要建造物 旧樋口家住宅を指定…今月からホテルに (2015/10/01) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20150930-OYTNT50246.html

篠山市は30日、同市西町の古民家「旧樋口家住宅」を、「風格あるたた ずまいは城下町の町並み形成に貴重」として、景観法に基づく市内初の景観重要建造物に指定したと発表した。指定は9月29日付で県内3件目。同住宅は、国 の規制緩和を活用して10月から高級ホテルとして利用される計画。日本遺産のまちの観光資源として期待されている。(中野真一)

 木造2階建て、延べ約469平方メートル。元銀行経営者の住まいとして明治時代に建てられた。伝統的な格子戸と洋風ガラスが混在しつつも、瓦屋根や

漆喰

しっくい

壁などが篠山の大規模な商家の面影をよく残している。

 景観重要建造物は、外観が地域の景観上、重要な建築物の保全を 図るのが目的。市が所有者の意向を聴いて指定する。所有者は増改築や外観の変更には許可が必要となるが、税制優遇がある。国宝や重要文化財に指定されてい るものや、伝統的建造物群保存地区(篠山市では河原町と福住地区の2か所)内は対象外。

 旧樋口家住宅をホテルとして運営するのは、古民家の再生活用を 手がける一般社団法人ノオト(篠山市)が設立した新会社「NOTE(ノオト)リノベーション&デザイン」(藤原岳史代表)。同社には、官民ファンド「観光 活性化マザーファンド」と但馬銀行(豊岡市)が出資融資した。

 3日に開業予定。別の古民家3軒も含め計4棟11室を月内に開業させ、城下町全体を一つのホテルに見立てて滞在してもらうプロジェクト「篠山城下町ホテルNIPPONIA(ニッポニア)」を展開する。

 ホテル1棟ごとにフロント(受付)を置かなければならない要件を免除する国家戦略特区「関西圏」の規制緩和を活用し、フロント業務を1軒に集約した。

 ノオトの

金野

きんの

幸雄代表理事(60)は「今回の指定が弾みになり、篠山にある数多くの歴史的建造物の活用と町並み保存が進むことを期待している」と話している。(写真あり)

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国体見据え、屋外広告撤去に補助金 知事方針 (2015/10/02) 中日新聞

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20151002/CK2015100202000019.html

 西川一誠知事は一日、見直しを進めている県屋外広告物条例に関し、二〇一八年に福井国体がある点から「例えば三カ年程度に期間を限定し、早く撤去する場合には応援する方策を講じたい」と述べ、金銭的補助策を検討する方針を示した。

 予算決算特別委員会で中川平一委員(自民党県政会)がただした。改正後、条例に違反する広告物は六年間の撤去猶予期間があるが、県は三年後の福井国体までにできるだけ減らしたい考え。期間を限定した撤去費用の補助などで違反広告物の撤去を促す。

 県都市計画課によると見直し案への県民意見は四十六人から百二件が寄せられた。「交差点周辺の看板が町の景観を阻害している」「商業活動に配慮を」などの意見があった。

 今後、商業活動への影響について商工会議所などから意見を聞いて規制内容を検討し、二月議会で条例案を上程する。

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2015/10/01

「古墳周辺の建物、色は相談して」 堺市が景観条例改正 (2015/09/30) 朝日新聞

http://www.asahi.com/articles/ASH9Y52N6H9YPPTB00B.html

 仁徳陵古墳など百舌鳥(もず)古墳群周辺にある建物の色彩などを規制するための景観条例の改正案が29日、堺市議会で全会一致で可決された。世界文化遺産の登録をめざし、緑豊かな古墳と周辺建物の外観の調和をはかる。

 改正条例では、古墳群の周辺地域(562ヘクタール)で建物を建てる際は、事前に市と色彩などを協議することにした。大規模建物はあまり暗すぎずに鮮やかでないものとし、小中規模建物は鮮やかすぎないようにすることが求められる。

 古市(ふるいち)古墳群がある大阪府羽曳野と藤井寺の両市議会も8~9月、同様の条例案を可決した。古墳群全体で来年1月に施行される。

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国登録有形文化財全国最多の兵庫 市民主体の調査、保護に弾み (2015/09/30) 神戸新聞

http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201509/0008443405.shtml

 7月の文化審議会の答申で、国登録有形文化財の累計数が625件と全国最多の見込みとなった兵庫県。その背景の一つが、歴史文化遺産の活用を図る 建築士「ヘリテージマネージャー(HM)」の育成だ。市民による調査で登録に弾みがつき、豊岡市の98件を筆頭に県内30市町に広がり、兵庫は“地域の 宝”であふれている。(上田勇紀)

 登録文化財制度は、阪神・淡路大震災で貴重な建物が失われたことなどをきっかけに、1996年にできた。建造物の対象は、築50年以上の民家や寺社、橋などのうち、歴史的景観に寄与している▽造形の規範となっている▽再現が容易でない‐のいずれかに該当するもの。

 自治体や国による指定文化財とは違い、専門知識を持ったHMら市民主体の調査が可能だ。

 HMは、阪神・淡路を教訓に文化財を守ろうと、兵庫県が全国に先駆けて2002年に始めた取り組みで、歴史的建造物の修理技術や活用方法などを講座で学んだ建築士らを指す。今年6月時点で315人がいる。

  県では、1996年はわずか3件だったが、HMが加わって以降、加速した。2011年には過去最多の79件を数え、全国トップクラスに。2011年以降、 累計登録数が全国最多となり、いったんは大阪府に抜かれたが、今年7月の答申で返り咲いた。これまでの登録の約半数に、HMが関わった。

 登録されると、国から専用プレートが発行されるほか、固定資産税の減税や、改修時の設計管理費用が国負担になる。県教委文化財課は「金銭面もあるが、価値付けが大きい。地域の宝になり、昔ながらの景観保全にもつながる」と説明する。

 一方、指定文化財と比べ制限が緩やかなため、所有者が望めば取り壊すこともできる。県教委によると、開発などのため、これまでに神戸、宝塚市の7件が解体され、登録抹消された。古い建物は維持費がかさみ、手放すケースも多いという。

  HMや市民でつくるネットワーク「ひょうごヘリテージ機構」の代表世話人、沢田伸(しん)さん(67)=神戸市北区=は「見慣れた建物でも、登録により価 値を理解し、人々が共有できるようになる」とし「今後も登録を広げるとともに、維持管理のサポートにも力を注ぎたい」と強調する。(写真あり)

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