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2016/04/27

鎌倉、伊勢原、横須賀も 文化庁認定 /神奈川 (2016/04/26) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160426/ddl/k14/040/391000c

     文化庁が25日に認定した「日本遺産」に、県内からは伊勢原、鎌倉の2市に加え、広島県呉市、長崎県佐世保市、京都府舞鶴市とともに横須賀市が選ばれ、地元からは喜びの声が上がった。

    「世界」再挑戦、大事な一歩に 鎌倉

     3年前、世界遺産登録でつまずき再挑戦を目指す鎌倉市は、今回の日本遺産認定を「市が掲げる『歴史的遺産と共生するまちづくり』を進める具体的施策にな る」(松尾崇市長)と歓迎している。市民の一部には「今更、日本遺産?」との複雑な声もあるが、「再挑戦に向けた大事な一歩にしよう」との前向きな意見が 大勢だ。

     日本遺産は文化や伝統を物語るストーリーを主眼に、価値を認定する。鎌倉市のストーリーは「『いざ、鎌倉』〜歴史と文化が描くモザイク画のまちへ〜」。 世界遺産の際に掲げた「武家の古都・鎌倉」とは異なり、江戸期の観光文化や川端康成ら鎌倉文士の芸術まで、鎌倉の魅力を総合的にとらえ直した。構成文化財 も鶴岡八幡宮などの社寺仏閣から鎌倉文学館などの近代建築、伝統工芸の鎌倉彫まで計54件に及ぶ。

     市歴史まちづくり推進担当は「世界遺産とは直接つながらないが、内外に鎌倉を発信する契機になる」と話す。世界遺産への再挑戦に向け、市は今年度までの 3カ年計画で各地の世界遺産との比較研究を進めている。世界遺産登録の推進役の一人で、かまくら桜の会の高柳英麿代表(83)は「全国各地で鎌倉発の文化 が継承され、親しみを抱いてくれる人たちが大勢いる。今回の認定を、こうした地域、人々との交流を深め、奥深い文化をさぐる機会にしたい」と話している。 【因幡健悦】

    大山詣り、歴史的背景を評価 「納め太刀」にも注目 伊勢原

     伊勢原市のストーリーは「江戸庶民の信仰と行楽の地〜巨大な木太刀(きだち)を担いで『大山詣(まい)り』〜」。大山は別名「雨降山(あめふりやま)」と呼ばれ、雨乞いや五穀豊穣(ほうじょう)などを願う多くの庶民が訪れた。

     参拝の際、関東一円から大山へ続く「大山道」と呼ばれた街道をとび職人などが巨大な木太刀を江戸から担いで運んだことに着目した。

     職人たちの道中の様子や中腹の滝で身を清めてから山頂を目指す光景は、江戸時代の浮世絵にも描かれた。「当時の人々の興味や関心をさらに呼び起こし、年間約20万人が参拝に訪れた」などと、歴史的背景や庶民の暮らしぶりをストーリー化して評価された。

     また、鎌倉時代に源頼朝が武運祈願のため大山に真剣の太刀を奉納した「納め太刀」にも着目。

     江戸時代には町民がそれをまねて「奉納大山石尊大権現」と書いた木太刀の太刀を納めて願掛けをしたといわれ、地元では毎秋、伊勢原青年会議所と市観光協会がこれを再現した体験型イベント「大山納め太刀ウオーク」を開いている。

     認定を受け、高山松太郎市長は「先人たちが大山日向地区を中心に、伊勢原を守ってきたおかげ。さらに磨きを掛け、後世にバトンタッチできるように頑張っていきたい」とコメントした。【長真一】

    天然良港に軍港、近代技術を育む 横須賀

     横須賀市は呉、佐世保、舞鶴の旧海軍鎮守府があった3市とともに申請した「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 〜日本近代化の躍動を体感できるまち」が 認定された。近代国家として海防力を備える必要から天然の良港に軍港が築かれ、日本の近代技術が育まれた。4市には、100年を経た今でも現役で稼働する 施設も多い。

     横須賀市の主な構成文化財は、東京湾要塞(ようさい)跡猿島砲台跡(国史跡)やスチームハンマー(国重要文化財)、米海軍横須賀基地内に残る旧横須賀製鉄所のドライドック3基など16件。

     吉田雄人市長は「近代化遺産とまちの魅力が高く評価され、4市の絆を深めながら相互の観光集客にも生かしていきたい」とコメントした。【田中義宏】(写真あり)

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重伝建の魅力発信、増田に新案内所 景観にマッチ (2016/04/26) 秋田魁新報

http://www.sakigake.jp/news/article/20160426AK0015/

内蔵を備えた古い商家が並ぶ秋田県横手市増田町の中七日町通り(国の重要伝統的建造物群保存地区=重伝建)に今月、市が建設した観光案内所「ほたる」が開 館し、観光客でにぎわっている。通りの中心部には市の観光物産センター「蔵の駅」もあり、増加傾向にある来訪者の受け入れ態勢が強化された。(写真あり)

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2016/04/26

日本遺産に鎌倉・伊勢原・横須賀 観光客取り込みの好機に (2016/04/26) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/160426/rgn1604260057-n1.html

 25日に文化庁が発表した平成28年度の日本遺産。地域の有形、無形文化財を通じて日本文化や伝統を伝えるストーリーを同庁が認定する制度で、県内からは鎌倉、伊勢原、横須賀の3市が初めて認定を受けた。3市とも今回の認定を好機ととらえ、観光客のさらなる取り込みを狙う。(古川有希)

                   ◇

 「日本遺産認定を契機として、世界に誇れる持続可能な『歴史的遺産と共生するまちづくり』をさらに進めていく」

 鎌倉市の松尾崇市長は「『いざ、鎌倉』~歴史と文化が描くモザイク画のまちへ~」が認定されたことを受け、喜びのコメントを発表した。

 同市は鶴岡八幡宮や鎌倉文学館など歴史的、文化的な文化財が多く残されている県内有数の観光地だ。市歴史まちづくり推進担当は「今後は国内外への情報発信やストーリーの普及啓発にも力を入れていきたい」と話す。

 「江戸庶民の信仰と行楽の地~巨大な木太刀を担いで『大山詣り』~」が認定された伊勢原市。市教委文化財課の担当者は、同市が県の進める「新たな観光の核づくり」事業の候補地域の一つにも認定されていることに触れ、「県の施策と両輪で大山の魅力を国内外に発信していきたい」と強調。今後、プロモーションビデオを制作する計画だという。

 大山に続く参道で豆腐会席料理などを提供する「とうふ処 小川家」の小川恵巳店主(62)も「大山は都心からもすぐ来られるし、昨年ごろから外国人観光客が増えているのを実感する。外国語対応も一層進めておもてなししたい」と歓迎する。

 横須賀市は旧軍港市振興協議会を構成する広島県呉市、長崎県佐世保市、京都府舞鶴市と合同で申請した「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」が認定された。

 横須賀市の吉田雄人市長は「改めて横須賀製鉄所に始まる近代横須賀の歴史と文化に誇りを感じる」とコメントを発表。観光企画課の担当者は「これから4市で日本遺産活用推進協議会をつくり、どのような観光振興策が可能なのか考えていきたい」と話している。

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長浜も「琵琶湖景観」入り 日本遺産 (2016/04/26) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20160425-OYTNT50149.html?from=oytop_ymag

 ◇菅浦湖岸集落など仲間に

 日本遺産「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」に、長浜市が構成団体に加わり、文化財など5件の追加認定が決まった。

 「琵琶湖とその水辺景観」は文化庁が昨年度、大津、彦根など6市から琵琶湖唯一の有人島・沖島(近江八幡市)や湧き水を利用した「川端」がある高島市針江・霜降の景観など21件を認定。

 今回、長浜市が加わったことで、古くから水の神が宿る島とあがめられた竹生島、山々と琵琶湖に囲まれたような菅浦の湖岸集落景観が追加された。他市では彦根市の彦根城、大津市の石山寺と西教寺が入った。

 認定を受け、三日月知事は25日、「長浜市が加わり、琵琶湖周辺の日本遺産ということがよりわかりやすくなった」と評価。同市の藤井勇治市長も「信仰や歴史面の魅力が増し、より観光客を誘致できる」と喜んだ。

 県は来年度、日本遺産を巡る「水の文化ぐるっと博」(仮称)を開催予定で、今年度は旅行会社にツアー商品開発を働きかける。(写真あり)

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2016/04/20

意見公募 県が改正へ 観光面を重視 /和歌山 (2016/04/19) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160419/ddl/k30/010/482000c

 空き家などの劣悪な建築物で景観が損なわれるのを規制する「県景観支障防止条例」の改正について、県は県民から意見を聞くパブリックコメント(意見公募)を18日、始めた。世界遺産の周辺などで対策を強化するのが狙いで、県は6月定例県議会への改正案提案を目指している。

 従来の条例では、規範が守られていない建築物について、所有者らに必要な措置を取らせるよう「周辺住民」が県に要請できる、としていた。改正案の原案では、世界遺産周辺など景観上重要な地域では周辺住民に加え、「市町村長」も県に対応を要請できるようにする。

 世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」をはじめ、最近は県内を訪れる外国人観光客が急増している。このため、観光振興などの観点からより積極的な景観保護が必要と判断した。

 公募期間は5月1日まで。県ホームページや県情報公開コーナーなどで資料を閲覧できる。

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2016/04/15

但馬の景観美に貢献、保全へ養父・朝来の3件指定 沿道型に国道9号 /兵庫 (2016/04/14) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160414/ddl/k28/040/494000c

旧グンゼ八鹿工場/大屋・アート村/生野・狗鷲桜

 県は、県景観条例に基づき、地域の景観形成に重要な役割を果たしている建造物・樹木を保全・維持管理するため「景観形成重要建造物等」に指定する制度で、但馬地域では養父市八鹿町八鹿の旧グンゼ八鹿工場事務所棟など3件を新たに指定した。

 指定は3月31日付。旧グンゼ八鹿工場事務所棟は「養父市八鹿町八鹿地区歴史的景観形成地区」(2004年指定)に建つ事務所建築。「洋風意匠の外観が周辺景観に調和しつつも、但馬における製糸業の近代化の象徴として、地域の景観のシンボルになっている」という。

 このほか、旧八鹿高大屋校の木造校舎を活用したおおやアート村BIGLABO(ビッグラボ)創作棟(養父市大屋町加保)は「木造校舎がアートの拠点として再生され、地域の景観のシンボル」になっている。朝来市生野町栃原の生野高原の狗鷲(いぬわし)桜も「岩に根を張り、四方に勇ましく枝を広げる姿は、イヌワシを想起させ、ひときわ目を引く」とされた。

 今回の指定で景観形成重要建造物等は2005年度の制度創設以来、県内計81件(建造物79件、樹木2件)になった。但馬では▽浜坂先人記念館以命亭(新温泉町浜坂)▽城崎温泉橋りょう群(豊岡市城崎町)▽正垣家住宅(養父市大屋町)などがある。【浜本年弘】

 県は、複数の市町に広がる優れた景観の保全を図り、景観を誘導する「沿道型広域景観形成地域」も、県景観条例に基づき、朝来・養父・香美・新温泉4市町の「国道9号沿道地域」(距離約70キロ)を指定した。指定は12日付。施行日は7月1日。

 県は、但馬地域の国道9号の沿道には「田園風景や歴史的まちなみ、にぎわいをもったリゾート地の景観が形成されている」とし、「おもてなしの空間」としての沿道景観を実現する方針。

 沿道地域の景観の特徴に応じて▽田園市街地▽高原市街地▽田園集落??など6種類のタイプを設定。「広域景観形成基準」では、田園市街地の建築物などは「沿道からの眺望の背景となる山並みの稜線(りょうせん)を分断しない高さ、規模となるよう努める」などの規定がある。

 景観条例では、大規模建築物などの新築などは県への届け出が必要で、県は必要に応じて指導、助言する。また、勧告や公表といった措置の規定もある。景観法に基づく景観行政団体の朝来市は、市条例などを適用する。

 今回の4市町の国道9号は「沿道型広域景観形成地域」としては、豊岡・養父・朝来・神河・市川5市町の国道312号(距離約90キロ、2014年度指定)に続き2件目。(写真あり)

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「名水」総選挙3部門で上位 環境省、百選からネット投票 (2016/04/15) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20160414-OYTNT50056.html?from=ycont_top_txt

全国の「名水百選」からえりすぐった名水を決める環境省主催の選抜総選 挙で、「金峰山湧水群」(熊本市西区、玉名市)が「秘境地」部門の3位に入った。「観光地」部門では「水前寺江津湖湧水群」(熊本市中央区)、「景観」部 門では「菊池水源」(菊池市)がそれぞれ4位となった。地元関係者からは「多くの人に、熊本が『水の国』であると思ってもらえている証拠」と喜びの声が上 がった。

 環境省が、「昭和の名水百選」の選定から30周年を記念して企画。2008年に選定した「平成の名水百選」も含め、自治体が“立候補”した計55か所を対象に、「観光地」「景観」「秘境地」「おいしさ」の4部門に分けて、2、3月にインターネットで人気投票を行った。

 「観光地」には5万2474票の投票があり、水前寺江津湖湧水 群は4539票を獲得した。「景観」では4万1055票中、菊池水源が3467票を得た。両部門の1位はいずれも長野県の「安曇野わさび田湧水群」だっ た。7540票の投票があった「秘境地」では、金峰山湧水群が906票を集めた。

 金峰山(665メートル)の東麓に位置する城西校区には、「平成の名水百選」に選ばれた「金峰山湧水群」の湧水が九つある。

 一帯はモミジや竹が茂る緑豊かで閑静な住宅街。かつて茶の湯で重用された「長命水」や、野菜の洗い場として活用された「延命水」など、住民生活との結びつきが強い湧水が多い。現在も住民ボランティアが周辺の清掃活動や伐採作業に取り組んでいる。

 肥後藩主・細川綱利がお茶屋として造った「釣耕園」などもあ り、夏にはホタルが舞うという。10年以上にわたって観光ガイドを務める西俊行さん(85)は「きれいな水と豊かな自然を次世代に残すとともに、歴史や文 化とも合わせてPRし、地域活性化につなげたい」と話していた。(写真あり)

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2016/04/14

和歌山・広川町、歴史生かしたまちづくり計画策定の協議会発足 (2016/04/14) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/160414/rgn1604140012-n1.html

 ■稲むらの火「日本遺産」目指す 逸話や広村堤防、濱口家住宅… 

 広川町は、広村堤防や濱口家住宅などの町内の歴史的建造物をま ちづくりに生かすとともに、「稲むらの火」の逸話や関連する文化財を「日本遺産」に登録することを目指し、「町歴史的風致維持向上計画」策定のための協議 会を立ち上げた。13日には、県や町の職員、大学関係者らによる委員が集まり、1回目の協議会が開かれた。

 計画の策定は「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」(通称・歴史まちづくり法)に基づくもの。地域固有の歴史や歴史的価値の高い建造物、その周辺地域の伝統を生かした人々の営みといった「歴史的風致」を生かしたまちづくりを目指す。

 市町村が計画を国に申請して認定を受ければ、国から重点的な支援を受けられることがメリット。また、計画の認定は、国内の文化や伝統を伝える物語を国が認定する「日本遺産」への申請要件の一つともなっている。計画は全国53カ所、県内では湯浅町がすでに認定を受けた。

  この日の協議会では、西岡利記町長が「計画の策定は津波防災の町、広川町を世界に発信する機会になる」とあいさつ。町の担当職員が計画の概要について濱口 家住宅(国重要文化財)などの「稲むらの火」の逸話にまつわる場所や人々の活動▽広八幡神社(同)と同神社の祭礼▽熊野参詣道「紀伊路」-の3点に分けて 委員らに説明した。今後は協議会で議論を進め、正式な計画を策定する方針。

 会長に選ばれた同町の松林章・教育長は「これまでは濱口家住宅などの歴史ある町並みを活用できていなかった。国の支援を受けてまちの歴史を広め、海外からも人に来ていただけるようにしたい」と意気込んでいた。

 町は今年中に計画の認定を受け、来年2月の日本遺産の公募に申請する方針。

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2016/04/13

伝統農法や景観優れた水田を「日本農業遺産」に 農水省 (2016/04/12) 日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS12H1Z_S6A410C1EE8000/

 農林水産省は12日、伝統的な農法や優れた景観の水田などを「日本農業遺産」として認定する制度を創設すると発表した。漁業や林業も対象にする。2016年度中に1号案件を認定する。

 全国の自治体から候補の公募を始めた。農水省の専門家会合が審査し、農相が最終的に認定する。選ばれた地域を国内外に積極的にアピールし、観光客などを誘致して地方創生につなげる狙いがある。

 国連食糧農業機関(FAO)はこれまでに熊本県の阿蘇地域やウ飼いが盛んな岐阜県の長良川流域など国内8エリアを世界農業遺産に認定している。農水省が創設する新制度はこの日本版との位置づけになる。

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2016/04/12

船橋市、「船橋大神宮の灯明台」と「廣瀬直船堂」を景観重要建造物に指定 (2016/04/11) 船橋経済新聞

http://funabashi.keizai.biz/headline/1444/

 船橋市は4月1日、「船橋大神宮の灯明台」と「廣瀬直船堂」を景観法に基づく景観重要建造物として指定した。

 景観法とは、都市や農業・漁業などの良好な景観の形成を図ることを目的とした法律。かつての日本では景観を守る体系的な法律がなく断片的に保護していたため、乱開発のために景観が破壊された例が数え切れないほどあったという。そうした法律の不備を補うために、2005年6月1日に全面施行された。

 市は景観法に基づき、2010.年3月に「船橋市景観計画」を策定。その一環として、市内の景観上重要であると判断した建造物を「景観重要建物」として指定した。第1号は2011年12月1日、「千葉県でなく船橋市が所持する公園で、その中でも市民に親しまれている」という理由で「アンデルセン公園の風車」が選ばれた。

 今回、第2号に「船橋大神宮の灯明台」、第3号に「廣瀬(ひろせ)直船堂」を指定した。「昔の船橋市は漁業が盛んな街であったため、その名残がある景観を選んだ。漁師の町に適している点を評価した」と、市役所景観班の大塚さん。

 船橋大神宮(船橋市宮本5、TEL 047-424-2333)の灯明台は、1880(明治13)年に完成した和洋折衷の建物。高さが12メートルあり、現存の中では国内最大級の民間灯台といわれ、千葉県指定有形民俗文化財として認定されている。船橋のシンボルとして昔から多くの市民に親しまれる点が評価された。

 毎年1月中旬には、新成人の門出を祝って灯明台が年に1度だけ点灯する「灯明台祭り」を開催。建造当初は石油ランプを使用していたが、現在は電気で光らせている。

 「県でも指定有形民俗文化財として認定され、今度は市に景観重要建造物に指定してもらい、県と市で守ってもらえるのはとてもうれしい。これからも市のシンボルとして灯台を見守っていただけたら」と、船橋大神宮権禰宜(ごんねぎ)の吉岡賢さん。

 廣瀬直船堂(本町3、TEL 047-436-2527)は、1918(大正7)年に建造された木造2階建て切り妻造り瓦ぶきで、軒を張り出した出桁造りの建物。耐火中高層建築物化が進んでいる中で、宿場町であった船橋の面影を今もなお残している。「今回指定されたことによって、お店を守っていただけ、宣伝効果にもなりお客さまの層が増える」と、同店の廣瀬太一さんは喜ぶ。

 「戦争で車や食料などを軍に全て持っていかれ、原材料がない状態で再スタートしたため、お金がなく建て替えができなかった。しかし、このままのほうが廣瀬直船堂を見て懐かしいと思っていただけたり、前に船橋に住んでいた方が来店時に昔話をしていただいたりしてうれしい」とも。

1918(大正7)年の建築で、本町通り沿いの家屋は昭和30年代後半から耐火中高層建築物化が進んだが、廣瀬直船堂は建て替えをせずに建築当時の姿を今に伝えている。(写真、地図あり)

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2016/04/11

環境省“総選挙” 景観部門で舞鶴「大杉の清水」全国2位 棚田や山々の風景評価 /京都 (2016/04/10) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160410/ddl/k26/040/316000c

「地域おこし、追い風に」

 「名水百選」30周年事業として環境省が実施した“総選挙”で、舞鶴市杉山地区の「大杉の清水」が景観部門の全国2位に輝いた。青葉山中腹に位置する神社の杉の根元から流れ出す湧き水で、住民が維持し地域おこしに活用してきた。名水がうるおす棚田や山々の風景などが評価されており、住民から「地域で進める農村ツーリズムへの大きな追い風になる」と喜びの声が上がっている。【鈴木健太郎】

 杉山地区は14世帯約50人の過疎集落。住民が名水や、それが支える棚田の米、畑の野菜を材料とする「食」を鍵とした都市部住民との交流事業を進めている。味わい深い食べ物と水、美しい山と田の風景を求め全国から多くの人が訪れており、3月には住民によるNPO法人「名水の里杉山」が農村レストラン「名水杉山菜房」をオープンした。

 総選挙は、1985年の「名水百選」選定30周年企画。同省が「平成の名水百選」を含め全国の湧き水200件から景観、観光地、秘境地、おいしさの4部門に候補を募り、全国計55の名水が立候補。2月中旬から1カ月間、インターネットで全国投票を実施した。景観部門は20件がエントリー。総投票数4万1055票中、平成の「大杉の清水」が3928票を集め、長野県安曇野市の「安曇野わさび田湧水群」(5772票)に次いで2位になった。NPOの松岡良啓理事長(69)は「これを交流事業のチャンスととらえ、より多くの人を杉山に集めたい」と話している。 (写真あり)

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2016/04/08

景観重要樹木に初指定 久留米 /福岡 (2016/04/07) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160407/ddl/k40/040/477000c

     久留米市山本町耳納の「浅井の一本桜」が、市の「景観重要樹木」に初めて指定された。樹齢約100年といわれる見事な枝ぶりのヤマザクラで、水面に映る逆さ桜としても知られる。地元住民は「地域の財産として子々孫々まで受け継いでいきたい」と話している。

     浅井の一本桜は樹高18メートル、幹回り4・3メートル。開花時期の4月上旬には地元主催でライトアップされるなど、観光スポットとして人気を集めている。ため池の水面に逆さに映る景色は壮観だ。

     景観重要樹木は、地域のすぐれた景観を作り出すうえで重要な樹木を指定することで、所有者に樹木の維持・保全を義務づける制度。この桜は市が所有しており、3月29日付で第1号に指定された。

     周囲の除草などの管理をしているのは地元の東泉自治会。田本龍章会長(71)は「過去に台風でダメージを受けるなどしたが、立ち直ってくれた。指定は10年以上前から取り組んでくれた方々のおかげ」と喜んでいる。

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津市 太陽光発電設備 景観法届け出制度 (2016/04/07) 建通新聞

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/160407300021.html

 津市は、太陽光発電設備に関する景観法に基づく届け出制度を4月1日から施行した。設置する地区や規模に応じて事前の届け出が義務付けられることになる。
 太陽光発電設備の新設、増築、改築、または移転により外観を変更することになる修繕などが対象。

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2016/04/07

「浅井の一本桜」景観重要樹木に (2016/04/06) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20160406-OYS1T50043.html

 良好な景観づくりに欠かせない樹木を後世に継承するため、福岡県久留米市は「景観重要樹木」制度の第1号に「浅井の一本桜」(久留米市山本町耳納)を指定した。所有者に樹木の維持や保全を義務づけ、景観の向上を促す。

 浅井の一本桜は、樹齢約100年のヤマザクラで、高さ18メートル、幹回りは4・3メートル。市が所有する農業用ため池の敷地内にあり、水面(みなも)に映る逆さの桜とともに美しい景観をつくっている。

 地域のシンボルとして古くから親しまれ、花を付ける時期になると、県内外から訪れる見物客や写真愛好家らでにぎわう。地元の東泉自治会は夜桜も楽しんでもらおうと、ライトアップして来場者を迎えている。

 景観重要樹木は、景観法に基づき、地域の良好な景観づくりに重要な役割を果たす樹木を指定する。移植や伐採には市の許可が必要となる。

 市都市計画課は「文化財には至らなくても、景観上重要な樹木はある。指定を増やして、良好な景観を守りたい」としている。

 一本桜は、これまで台風で幹が折れる被害を受けたこともあるが、補強や治療で持ち直してきた。今年も満開を迎え、10日頃までライトアップされる(写真あり)

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2016/04/05

環境や景観との調和など目的に 田原市太陽光発電施設/設置ガイドラインを施行 (2016/04/05) 東海日日新聞

http://www.tonichi.net/news/index.php?id=51945

 田原市は1日、自然環境や景観の保全、周辺地域の災害防止を目的とした「太陽光発電施設の設置に関するガイドライン」を施行した。今後、太陽光発電施設を新設する事業者に対しては基準を遵守してもらうほか、指定区域での設置自粛を求める。

 適用は、市内の太陽光発電施設の設置に関する事業。ただし、建築物の屋根や屋上に設置するものは対象外。発電出力が10キロワット以上50キロワット未 満を設置する場合は太陽光発電設備の設置届出書や位置図などを、50キロワット以上または設置区域3000平方メートル以上の場合は法人の登記簿謄本や撤 去処理・排水計画書の提出が必要となる。

 発電施設の設置事業者は、地域の自然・生活環境に配慮し、事故や公害、災害の防止に努める▽土砂の流出や水害を防止▽既存の地形を生かし周辺環境や景観との調和―などを目指す。罰則などはない。

 設置の自粛を求める区域は、山の景観エリア▽海の景観エリア▽国道42号線と国道259号線の道路境界から20メートル―の3種類。

 再生可能エネルギーの普及促進を図るための固定価格買取制度「FIT制度」が2012年に始まってから、田原市内でも太陽光発電の導入が加速。制度上、市が導入量や設置場所を全て把握することは困難になった。

 市民からは「景観が悪くなった」「遊休農地に太陽光パネルが設置されてからは隣の畑に水が大量に流れてくる」との声が上がるようになった。

 例えば、国道42号線沿いにある和地町の北山。パネルを設置するために山肌が広く削り取られている。町内から「がけ崩れが起きないか」「山中にある農業 用施設まで行く道は従来通り通ることができるのか」などと心配する声が上がったことから、役員らが工務店関係者と協議。従来どおり農業が続けられると同時 に水害が起きないように対処することになっている。役員らは「市が現状を把握できるようになったのは大きい。まわりの環境に悪影響があったらその都度話し 合う」としている。

 田原市議会は昨年現地調査などを実施。今年2月には市に報告書を提出してガイドラインの施行を求めていた。「状況次第で条例化を求めていく」としている。(写真あり)

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2016/04/04

景観ガイドライン策定へ 大規模太陽光で (2016/04/01) わかやま新報オンラインニュース

http://www.wakayamashimpo.co.jp/2016/04/20160401_59461.html

 急増する大規模太陽光発電設備に対する景観基準を明確にするため、和歌山市は1日、「太陽光発電設備等の設置に関する景観ガイドライン」案へのパ ブリックコメントを開始した。5月2日まで意見を受け付ける。結果を受けて市議会や景観審議会で意見聴取を行い、平成28年度中の策定を目指す。

 同市では現在、景観形成基準にのっとり、パネル面積合計が1000平方㍍を超える場合は景観の届出が必要としているが、景観形成基準は概括的、抽象的な記載であることなどから、事業者に分かりづらく、運用が困難な面があるのが現状だという。
 ガイドラインの策定により、事業者が事前に景観に配慮した事業計画を立てることが容易になり、景観への影響を最小限にする効果も期待される。基準に適合しない場合は、目隠し設置などの勧告や変更命令を行う。
 ガイドライン案では、地域の良好な景観資源▽反射光▽パネルの意匠▽緑化▽眺望点からの見え方――などへの配慮を求めている。和歌の浦などの景観重点地区では、100平方㍍以上の設置で適用するとしている。
 大規模太陽光パネルの設置による景観に関する苦情などは現在、市には寄せられていないが、3月28日の定例会見で尾花正啓市長は「今後、大規模な設備が出てくる可能性もあるので、事前に備えるためにもガイドラインを策定していきたい」と述べた。
 ガイドライン案は市のホームページ内のパブリックコメントのページ、市役所総務課の資料コーナーで閲覧できる。意見の提出は、できるだけ所定の用紙を使 用し、住所、名前、電話番号と意見を記載の上、持参か郵送、ファクス、メールのいずれかで市都市再生課(〒640―8511和歌山市七番丁23、 ℡073・435・1048、ファクス073・435・1117、メールtoshisaisei@city.wakayama.lg.jp)に提出する。 問い合わせも同課へ。

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2016/04/01

「景観形成重要建造物、樹木」6件を指定 兵庫県 (2016/03/31) 神戸新聞

http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201603/0008946340.shtml

 地域の良好な景観形成に重要な役割を果たしているとして、兵庫県は31日、5件を「景観形成重要建造物」、1件を「景観形成重要樹木」に指定したと発表した。

 地域に親しまれる景観資源の保全を図るため、2005年度に制度を創設。外観の改修工事などの際に費用の3分の1(上限330万円)が助成される。

 今回の指定で、同建造物は79件、同樹木は2件になった。(斉藤正志)

 

 指定された建造物、樹木は次の通り。

 ▽岩佐家住宅(明石市野々上)

 ▽水田家住宅(加西市北条町横尾)

 ▽旧グンゼ八鹿工場事務所棟(養父市八鹿町八鹿)

 ▽おおやアート村拠点施設「ビッグラボ」創作棟(旧八鹿高校大屋校木造校舎、同市大屋町加保)

 ▽生野高原の狗鷲(いぬわし)桜(朝来市生野町栃原)

 ▽畑家住宅(丹波市春日町多利)

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富士山楽しめる3カ所を指定 /神奈川 (2016/03/31) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160331/ddl/k14/040/236000c

     茅ケ崎市は富士山の良好な景色が楽しめる同市南湖の鳥井戸橋・石原橋からの「茅ケ崎南湖の左富士」など3カ所を「ちがさき景観資源」に指定した。

     左富士は東海道で江戸から京都に向かう際に道の左側に富士山が見える景色で、同市南湖の他に静岡県富士市吉原付近の2カ所あったとされる。歌川広重の東海道五十三次名所図会にも描かれている。

     他の2カ所は海が視界に入る「茅ケ崎海岸・ヘッドランドとその周辺」(同市東海岸南)と、樹林なども楽しめる「県立茅ケ崎里山公園内柳谷」(同市芹沢) からの富士山の景色。市景観みどり課は「市民には身近なすばらしい景観を、他地域から来た人には茅ケ崎の景観の良さをアピールしながらこの指定をまちづく りに活用したい」と話している。

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「美しい景観その先には?」 (2016/03/31) タウンニュース

http://www.townnews.co.jp/0304/2016/03/31/326389.html

 町田市は2011年からより良好な景観づくりを目指すため、市民を「景観づくり市民サポーター」として迎え、協働で街の景観づくりに取り組んでいる。

  今月12日にはその市民サポーターの発案で「現地で学ぶ景観ぐるっと街歩き」が三輪緑山で開催された。当日は、地域の力で景観を守り続けてきた三輪緑山管 理組合の取り組みからよりよい街づくりを学ぶため、成瀬やつくし野など様々な地域から市民が参加。事前の募集定員30人が即満員になるほど町田市民の緑山 への関心の高さが伺えた。

 三輪緑山管理組合の案内で街を歩いた参加者からは「ゴミが本当になくて街が美しい」「家庭の屋根にテレビアンテナがないのが家並みに統一感を出している」「同じ町田市なのにあまり知らなかった。道路も広いしゆったりとした雰囲気が素敵です」など賞賛の声が多く挙がった。

 また街歩きの後にはシンポジウム(写真)が開催され、土地開発時に三輪緑山に住み始めた住民の多くが30年経ったことによる「高齢化問題」についてや、若い人を地域に呼び込むための今後のビジョンなどの意見交換が行われた。

 三輪緑山管理組合の吉村忠明理事長は「街づくりの情報交換など非常にいい機会だった。今後の街づくりに活かしていけたら」と話している。(写真あり)

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