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2016/07/26

佐渡鉱山、再挑戦実らず 世界遺産推薦見送り…「来年は3度目の正直」 新潟 (2016/07/26) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/160726/rgn1607260032-n1.html

 県と佐渡市が2018(平成30)年の世界文化遺産登録に向け、国内推薦候補への選定を目指していた「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」(佐渡 市)は、25日開かれた国の文化審議会で昨年度に続き今年度も見送りが決まった。再挑戦が実らず、地元・佐渡の関係者から落胆の声が上がる一方、課題を確 実に解決した上で来年の選考には最有力候補として臨む必要性が指摘された。

 記者会見場が設けられた佐渡市役所近くの金井コミュニティセンターには、選考結果が発表される約30分前から関係者が集まった。推薦見送りの一報が市役所内にいた三浦基裕市長に携帯電話で伝えられると、ため息が周囲から漏れた。

  会見で三浦市長は「自信を持っていたが、国からの評価を得られず誠に残念」と述べ、悔しさをにじませた。ただ「来年は3度目の正直で、今度こそ逃すまいと いう気持ち。(佐渡鉱山は)高評価を得ている自負はあり、来年は『最有力候補だ』と印象づけられるよう策を練りたい」と、当選に向けて意欲をみせた。

  昨年の落選の際には、普遍的な価値を分かりやすく表現▽管理方法を明確化▽来訪者をスムーズに受け入れる態勢-など4つの課題が文化審議会から指摘され た。課題の克服に向けて「市、県が一体となってクリアすべく作業し、かなり具体的な計画を盛り込んだ」(三浦市長)と自信があっただけに、落選の一報が 入ったときは「ショックを受けた」という。

 佐渡を世界遺産にする会の近藤基彦会長も「2年連続でこうなるとは思わなかった」と気落ちした表情を隠さなかったが、「これから機運をさらに高めていきたい」と前を向いた。

  文化審議会は今回、県や市が提出した佐渡鉱山の推薦書原案について、閉山まで約400年にわたる採鉱や精錬の技術の移り変わりを明確に記述していると認め た。だが、鉱山技術の発展で形成された集落や町の景観など「鉱山社会」をアピールした点が「分かりにくい」とした。文化庁の担当者は「鉱山社会の範囲を絞 り込んで考え直す必要がある」と指摘した。

 市は、世界遺産になった際に多数の観光客を受け入れる態勢に課題があるとして、移動手段や宿泊施設の整備を検討している。市の担当者は「あと1年、課題解決の時間をもらったと前向きに捉える」と話した。

  佐渡鉱山の遺産群は、鉱石の選別場跡などコンクリート製建造物の老朽化が進んでおり、県などは保全のため一部を補修することを決めていた。泉田裕彦知事は 「残念な結果となったが、来年度の推薦実現に向けて課題を分析・検討し、地域の宝である佐渡金銀山にさらに磨きをかけるよう全力で取り組む」とのコメント を発表した。

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