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2016/09/30

宿坊の風情 住民で守る…鶴岡 (2016/09/29) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20160928-OYTNT50200.html

◆第1弾は黒塀塗り替え作業

 出羽三山の門前町の街並みが残る鶴岡市羽黒町手向(とうげ)の宿坊街で、地元住民らによる景観を守る活動が始まった。25日には第1弾として、かつて宿坊があった場所に建てられた民家の黒塀を塗り替える作業を行った。出羽三山信仰を巡る一連の文化が4月、文化庁の「日本遺産」に認定された節目の年に、住民らが「先祖が残してくれた歴史文化を守ろう」と立ち上がった。

 今月末には近くの道路に面した宿坊の車庫の色を白から黒に替え、周囲の景観にマッチするのかを確認する実験も行う。

 宿坊は、羽黒山随神門周辺から市道沿いの約1500メートルの範囲などに点在し、沿道には「○○坊」と記された看板と、趣のある建物が並ぶ。

 羽黒宿坊組合によると、手向に宿坊ができたのは約300年前。もともとは出羽三山で修行をする山伏の集落だったが、山岳信仰の広がりとともに参拝客をもてなすようになり、江戸時代の最盛期には330軒以上もあった。だが若者の流出などで後継者がいなくなり、今では28軒まで減った。

 こうした状況に危機感を持つ地元住民らでつくる「出羽三山魅力発信協議会」が「宿坊を含めた門前町の風情を復活させたい」と、鶴岡市や東北公益文科大の高谷時彦特任教授らのアドバイスを受けながら活動を進めている。

 その第1弾として25日に行われたのが民家の黒塀の塗り替え作業。地元住民を中心に30人近くのボランティアが塗装業者の指導を受けながら、2時間半かけて高さ1・5メートル、延長45メートルの塀に黒色の塗料を塗り、昔の輝きを取り戻した。

 1954年に建てられた地元でも有名な木造の美しい建物の持ち主は「きれいにしていただき、ありがたい。宿坊の街並みが昔のようによみがえり、にぎわうようになればうれしい」と話す。

 10月中旬には、協議会のメンバーらで、歴史的な街並みの保存に先駆的に取り組んでいる金沢市などを訪ねる予定だ。また、地元住民や観光客らからの要望もあり、景観を取り戻す「無電柱化」の検討を始めた。市も無電柱化をどういう形で進めるかを検討するため、コンサルタント業者に発注する手続きに入った。

 協議会の勝木正人会長(67)は「今回のペンキ塗りを住民のボランティアでやれたことがとても大きい。門前町の魅力ある街並みを再現し、若者も含めて多くの人が集まる所にしたい」と語る。

 高谷特任教授は「山伏たちがつくった門前町のすばらしさを守ってきた住民たちの活動に期待したい。これからも応援していく」と話している。(写真あり)

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2016/09/29

三島の風致計画、国認定へ静岡県内初、清流保全し観光誘客 (2016/09/29) @S[アットエス] by 静岡新聞

http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/286474.html

 歴史的な資源を生かしたまちづくりを進めるため市町村が策定する「歴史的風致維持向上計画」について、三島市が近く、県内で初めて国の認定を受ける見通しであることが28日までに分かった。認定される対象資源は従来、寺社や城跡などの建造物が一般的だったが、三島市は市街地の清流が認められる見込み。全国的に珍しいケースという。
 三島市は古くから富士山の伏流水による湧水に恵まれ、せせらぎを生かしたまちづくりを進めている。市は国の新たな支援を受けながら清流の維持管理と景観保全を図り、一層の観光誘客につなげる考え。
 同計画は古い建造物や文化財などの歴史的資源やその周辺で、地域固有の活動が伝統的に継続している事例を認定する。2008年に施行された「歴史まちづくり法」に基づく措置で、対象資源の補修、整備を国が財政補助する。
 三島市は市内にある四つの歴史的風致を計画に位置付けた。清流は地元住民の信仰心と深い関わりが今もあるほか、市民の日常生活にも根付いている。灯籠流し会場の白滝公園や市立公園楽寿園の小浜池などが良好な趣を残す。
 ほかに三嶋大社の例大祭、「やっさ餅」「吉田さん」にみられる地域信仰、箱根西麓の旧東海道にある集落に続く水神講の営みを盛り込んだ。
 同計画の認定件数はこれまでに全国で56市町。(写真あり)

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2016/09/28

都内の自治体、道路標識や地図に統一感 色や文字、景観に配慮 (2016/09/28) 日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO07699800X20C16A9L83000/

 観光地や公共施設への行き方を示す道路標識や、街中に設置する地図を刷新する動きが、東京都内の自治体の間で広がってきた。訪日外国人や高齢者向けに英語や中国語での表記やイメージ画を入れ、字体や色などに統一感を持たせているのが特徴だ。2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、景観を損なうことなく観光しやすい街づくりを進める。

 葛飾区は19年度までに区内全域で標識や地図などを再整備する。駅前には地区全体の地図、道路の曲がり角などには公共施設の方向や距離を示す案内板を配置する。すでに昨年度、堀切エリアをモデル地区として26基の案内板や地図を設置。今年度は青戸、亀有エリアで計約60基を設ける。

 従来は道路や公園など、区の担当部署ごとにデザインが異なる標識や地図を設置していた。統一感がなく景観を損なうとの意見もあったため、再整備に当たっては色や文字などの統一ガイドラインを策定。原則として英語も併記し、イメージ画を入れるようにした。地図の凡例は中国語やハングルも表示する。今後は視覚障害者向けに音声で案内するシステムの導入も検討する。

 千代田区は区内の企業が商業施設やオフィスビルの案内板などを屋外に設置する際、区の案内板とデザインや大きさに統一感を持たせるよう要請している。このほど案内板などの指針を策定し、使用する色調や文字の大きさについても目安を示した。

 区内の道路標識や地図の再整備を、17年度から本格的に着手する計画だ。官民が異なるデザインの案内板を設置して景観を損なうのを防ぐ狙いがある。

 東京都も銀座や浅草、秋葉原など、観光客が多い10地域を中心に道路標識や地図を再整備する。五輪が開催される20年までに、案内板などを新たに約600基設置する予定だ。昨年、美術館などの集客施設やホテルなどにも指針を示し、わかりやすい案内板を設置するよう促している。外国語表記を統一するため、翻訳ルールも整えた。

 都の調査によると、15年に都内を訪れた外国人旅行者は1189万人で初めて1千万人の大台を超えた。ここ数年、20~30%増の勢いが続いており、外国人が観光しやすい街づくりが課題となっている。

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2016/09/27

松山・道後地区、四国初のアジア都市景観賞に (2016/09/24) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160923-OYT1T50112.html

 松山市の道後温泉周辺地区が、今年の「アジア都市景観賞」を受賞することが決まった。

 模範となるまちづくりに取り組む都市や事業を表彰する賞で、四国では初の受賞。

 同賞は、アジアと太平洋地区の都市化や居住に関する問題に取り組む「国連ハビタット福岡本部」(福岡市)などが2010年に創設。愛媛県と松山市などが今年6月、「日本最古の道後温泉を舞台とした景観と最先端アートのまちづくり」の事業名で応募した。

 同市によると、道後温泉本館前を通っていた車道を

迂回

うかい

させて歩行者天国にしたり、周辺の歩道を拡幅したりしたことで、本館周辺は浴衣姿の観光客でにぎわうようになった。14年からは本館周辺を芸術作品で彩る「道後オンセナート」や「道後アート」を行っており、温泉街とアートを融合させたことも評価された。

 松山市の担当者は「受賞を機に、道後温泉を知ってもらい、外国人観光客を増やしたい」と話した。

 今回は国内外から41件の応募があり、日本、中国、韓国、ミャンマーの4か国の計12件が受賞する。表彰式は10月30日、中国・銀川市で行われる。(写真あり)

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2016/09/23

景観形成活動状況を報告 上伊那連絡協 (2016/09/22) 長野日報

http://www.nagano-np.co.jp/articles/8370

上伊那地域景観育成住民協定地区連絡協議会(竹上文博会長)は21日、伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。協定を結ぶ30地区の代表者や8市町村の担 当者らが出席。屋外構造物の配慮など良好な景観形成に向けて、活動状況を報告した。取り組みの継続性など課題も挙がる一方で、風化させないよう目先を変え た住民啓発や周辺連携などが重要と意見が挙がった。

住民協定締結は年数が経過した地区も多く、この日の協議会では、締結に関わった人たちの高齢化や、地域の関心事として維持していく難しさなどが指摘された。

その中で南箕輪村南原地区まちづくり景観形成住民協定の小池悟会長は、住民の草の根運動として景観づくりを定着させようと、昨年から「南原景観の 日」を設けてアピールしていると説明。今年も10月23日にボランティアを募って開き、草刈り、ごみ拾い、花壇整備を初回より多い50人規模で実施すると した。

伊那市西箕輪ふるさと景観住民協定の山口通之会長は「景観は地域づくりの観点を持ち、それぞれの地域の多様性に応じた周辺連携も必要」と述べた。

産学官連携で景観配慮の看板を推進する三風の会の担当者は「小黒川パーキングエリア(伊那市)、駒ケ岳サービスエリア(駒ケ根市)に設置されるスマートインターの整備に合わせて、看板から地域を守ることも大切」とした。

飯島町、宮田村の担当者は、両町村がそれぞれ移行を目指している「景観行政団体」の取り組みについて説明した。

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小松駅周辺整備 アジア景観賞に 東海・北陸で初受賞 (2016/09/22) 中日新聞

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20160922/CK2016092202000028.html

 都市開発と住環境を両立させる都市に贈られる「アジア都市景観賞」に、石川県小松市中心部の小松駅と観光交流施設「こまつの杜(もり)」の周辺整備事業が内定した。東海、北陸地方の六県で初めて。

 アジア都市景観賞は、住みよい住環境を考える国連ハビタット福岡本部などが主催。本年度も含めてこれまでに十四のアジアの国や地域で七十九件が受 賞した。市によると、こまつの杜やサイエンスヒルズこまつといった科学的な体験施設が立地する駅東側と、伝統的な町家が並ぶ駅西側の対比が評価されたとみ られる。同市のほかに本年度は国内から松山市、北海道東川町、大分県玖珠町が選ばれた。

 小松駅周辺では駅南ブロック複合ビルや北陸新幹線小松駅舎の整備計画もあり、市の担当者は「まだまだ進化途中なので、国際都市としてさらに磨きをかけていきたい」と話した。(写真あり)

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道後温泉周辺地区を評価 四国初「アジア都市景観賞」 愛媛 (2016/09/23) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/160923/rgn1609230051-n1.html

 温泉地として知られる松山市の道後温泉周辺地区が、都市景観の模範成果を表彰する国際賞「2016年アジア都市景観賞」を受賞した。

 同賞は国連ハビタット福岡本部などが主催。同地区の住民や宿泊、商業施設などでつくる「道後温泉誇れるまちづくり推進協議会」と市、愛媛県が6月、事業名「日本最古の道後温泉を舞台とした景観と最先端アートのまちづくり」で応募。今月、四国初受賞となった。

  同地区は県、市と地元住民が一体で国重要文化財に指定されている「道後温泉本館」周辺の道路や建物を整備し、観光客らが回遊できる空間を確保。一方で日本 最古の温泉といわれる歴史・文化的資源と国際的に活躍する現代アートを組み合わせたイベントなどが話題を呼び、浴衣姿の観光客が散策するといった独自の景 観を創り出していることなどが評価された。

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道後温泉周辺、アジア都市景観賞受賞 四国初 (2016/09/21) 愛媛新聞

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20160921/news20160921604.html

 歴史的な町並みを継承し優れた都市景観づくりをしているなどとして、愛媛県松山市の道後温泉周辺地区が20日、2016年アジア都市景観賞を受賞した。四国からの受賞は初めて。
 同賞は10年から始まり、国連ハビタット福岡本部などが主催。今回は8カ国から41件の応募があり、4カ国12件が受賞した。国内はほかに北海道東川町、石川県小松市、大分県玖珠町の事業3件。
 松山市都市デザイン課によると、官民一体となった歩行者優先の街路事業とファサード(外観壁面)整備や、道後オンセナートなど最先端のアートと歴史が融合した独自の景観づくりなどが評価された。(写真あり)

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茅ケ崎市 鉄砲道の沿道景観形成を継続 (2016/09/21) 建通新聞

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/160920400066.html

 茅ケ崎市は、市内南部を横断する鉄砲道の沿道景観形成事業として、歩道と街路樹の整備を2017年度も引き続き行う。
 同事業では、鉄砲道のうち、雄三通りと学園通りに接続する両交差点間で、歩道スペースの拡充や老齢化が進む街路樹の植え替えなどを実施する。

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2016/09/21

11都市の首長 まちづくり語る! (2016/09/20) 建通新聞

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/160920300041.html

 恵那市と国土交通省中部地方整備局は10月18日に「中部歴史まちづくりサミットを開く。歴史的文化的資産を活用したまちづくり(歴史まちづくり)に取り組む11都市の首長が一堂に会し、歴史まちづくり認定都市間におけるノウハウを共有しネットワークを強化する。

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2016/09/16

「よこすか景観まち歩き」 (2016/09/16) タウンニュース

http://www.townnews.co.jp/0501/2016/09/16/349232.html

 横須賀の優れた景観を徒歩でめぐるガイドツアーが10月20日(木)、よこすか都市景観協議会の主催で行われる。同協議会では、市内の良好な景観や象徴的な樹木などを表彰しており、今回のツアーでは逸見〜汐入地区で受賞したポイント=写真=を見学する。

 案内役を市内に残る歴史的建造物などの調査を行っている市民グループ「横須賀建築探偵団」のメンバーと、海と船の見える坂道の研究者である吉田秀樹さんが務める。

 京急「逸見」駅に午後0時30分頃集合、3時半「汐入」駅解散のスケジュール(雨天中止)。定員20人で参加費は100円(保険料)。申込み多数の場合は抽選となる。

 希望者は往復はがきに参加者全員の住所、氏名、年齢、電話番号を記して応募。9月30日(金)締切。

【宛先】〒239-0004 横須賀市小川町11 横須賀市都市部市街地整備景観課「よこすか景観まち歩き」係

 問合せは同課【電話】046・822・8377(写真あり)

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景観確保 地下に古い石垣、保全状況調査で判明 /宮崎 (2016/09/15) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20160915/ddl/k45/040/305000c

     延岡市の「城山公園景観整備事業」で、市街地から眺める延岡城址(じょうし)の景観を確保するために、石垣の保全状況や安全性を確認する市文化課の調査 が9日まで公園内にある三階櫓(やぐら)跡地(約30平方メートル)であり、13日には調査結果説明会が現地であった。

     延岡城は1587年入封した高橋元種が1601〜03年に築城。高橋氏改易後14年に入封した有馬氏は、三階櫓建築を含む大規模整備。しかし82年に火事で焼け、以後の再建記録はないという。延岡藩はその後、三浦、牧野、内藤と藩主が変わり明治維新を迎えた。

     調査は6月27日〜9月9日、櫓跡の周囲11カ所に細長い発掘溝(トレンチ)を掘って実施。石垣最先端部の「根石」前面や下部に根固め石を配した強固な 作り▽土で埋まった場所の石垣が良好な状態で保存▽予想以上に築石に割石を用いている−−などが分かった。また、三階櫓跡の現在の石垣群より古い石垣があ ることが、今回初めて確認された。

     市文化課の高浦哲さん(45)は「櫓の南側と西側で現在の物より古い石垣が見つかった。高橋氏時代の築城時にさかのぼる可能性があり、今回の大きな発見。今後の研究に影響を与えるといえる」と説明した。

     市都市計画課は、今回の調査結果を城山の景観を検討する目的で設置した「城山公園城址景観等有識者会議」に報告し、整備の方向性を決めることにしている。(写真あり)

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岡山市が屋外広告物規制地区追加 (2016/09/15) 山陽新聞

http://www.sanyonews.jp/article/416398/1/?rct=okayama1

 9月定例岡山市議会は15日、個人質問を続行。林潤(共産党)、中原淑子(公明党)、森田卓司(自民党)、高橋雄大(おかやま創政会)、松島重綱(自民 党)、千間勝己(同)の6氏が市政全般をただした。市は、中心市街地で一体感のある都市景観をつくるため、看板などの屋外広告物を規制するモデル地区とし て、現行の桃太郎大通りに加えて、市役所筋、西川緑道公園筋・枝川筋、県庁通りの3路線沿いのエリアを追加指定する考えを示した。

 林氏は、市の景観や街並みに対する考え方などを尋ねた。鹿子木靖都市・交通・公園担当局長は追加指定の手続きを進めていると説明した上で「モデル地区に 指定すると(広告物の)色彩のほか、意匠について統一性を持たせるなどの基準が追加される。(市の)景観条例に基づく建築物規制と合わせ、すっきりした街 路景観になる」と答弁した。

 市都市計画課によると、モデル地区は屋外広告物法に基づき、自治体が条例で指定する仕組みで、広告物の色や形状、取り付け場所などが制限される。

 市は、市長の諮問機関である市景観審議会に諮った上で、本年度中の追加指定を目指して手続きを進める。

 3路線沿いのエリアは、いずれも市景観条例の「景観形成重点地区」に指定されており、建築物の色彩や形などが規制されている。市は屋外広告物とセットで規制することで、より良好な景観づくりにつなげる方針。

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2016/09/12

国立公園「阿蘇」魅力磨け 環境省復興後押しプロジェクト始動 域内再整備外国人客ら誘致へ [熊本県] (2016/09/11) 西日本新聞

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/273788

 国立公園の機能を世界水準に高め、外国人観光客を呼び込もうという環境省の「国立公園満喫プロジェクト」が、「阿蘇くじゅう」(熊本、大分県)で 動きだした。推進へ課題を洗い出す官民の協議会が1日、阿蘇市で初会合を開き、環境を整備する議論の舞台ができた。熊本地震に痛めつけられた試練を乗り越 え、大自然の魅力を内外に発信していく道筋が、震災からの復興の力になる。

 ■特色を生かして

 満喫プロジェクトは、全国に32ある国立公園の中から阿蘇くじゅうなど8公園を選定し、特色を生かして外国人観光客の誘致につながる整備を進める。阿蘇くじゅうでいえば、火山、草原、温泉、登山などを楽しんでもらえるよう、公園域を再整備する。

  阿蘇くじゅう地域でその方向や課題を議論し、具体策をまとめるのは、阿蘇くじゅう地域協議会。事務局を務める環境省九州地方環境事務所は初会合で、空港と 結ぶ交通や、魅力的な旅行プランの提供、上質な滞在環境の整備、自然体験型観光へのいざない-などを重点課題に挙げた。

 その中で、阿蘇に ついては「草千里ケ浜の草原景観を再生する」「景観を阻害する廃屋を撤去する」など懸案を指摘。震災には「地震の爪痕の状況と復興の過程を観光資源と捉え る」と述べ、火山の活動を含めて地球の諸活動に身近に接する場として活用する-という考えを出している。

 ■復活へ一歩一歩

 地震では、阿蘇谷を貫く幹線の国道57号が立野地区(南阿蘇村)で断たれるなど、観光客の多くが利用する道路は各地でずたずたになった。発生から間もなく5カ月になろうとする今、57号がいつ復旧するかはまだ見通せない。

  しかし、大分県日田市を経て福岡方面と結ぶ国道212号が、大分県側で復旧工事が進んで通行可能になるなど、進入路は徐々に回復してきている。草千里ケ浜 に登る県道の復活も、9月中と見込まれる。観光客の足がすっかり遠のいた阿蘇にとって、復活へ一歩一歩、というところだ。

 被災地の状況を 踏まえながら動きだした満喫プロジェクトは観光地に希望を与えている。火山学者で阿蘇火山博物館学術顧問の須藤靖明さんは「観光客を受け入れる環境が整備 されるのは復興の力になる。プロジェクトによって阿蘇を世界に売り込むブランドを作り上げていく」と歓迎する。

 阿蘇山上で観光業に関わる人たちの意識も変化し始めている。先日、阿蘇市であった会合ではこんな発言が聞かれた。

 「山上観光は活動を続ける中岳火口に頼りきり、観光客を楽しませる工夫を怠ってきた。これからは体験型の新しいプログラムを提供するなど、喜んでもらうための工夫が必要だ」

 「熊本地震の影響は九州全域に及んでいる。熊本が痛めつけられたことで九州の観光の様相が変わった。多くの人が訪れる阿蘇山は九州観光を担っている」

 満喫プロジェクトが真に阿蘇観光復活の力になることを期待したい。(写真あり)

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2016/09/08

神埼市、「市歴史遺産」に3件を追加 (2016/09/07) 佐賀新聞

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/353312

 神埼市は地域が誇る文化資源を後世に伝える「市歴史まちづくり遺産」に千代田町柳島大島地区の「大島の水かかり」と「大島の英彦山権現石祠(せきし)」、神埼町永歌の「小森久太郎頌徳碑(しょうとくひ)」の3件を新たに認定した。登録は7月26日付。

 大島地区では英彦山(福岡県)の修験者が江戸時代にはやった疫病を鎮めたとされ、毎年、感謝の気持ちを込めて英彦山神社に参拝している。そのみそぎ行事としてふんどしを締めた若者が真冬に川の水を掛け合って身を清める。その起源がうかがえる石祠も合わせて登録した。

 小森久太郎は明治期に農業協同組合の発展に寄与した功績を評価した。

 8月30日に神埼市役所で授与式があり、松本茂幸市長が各区長に認定証を渡した。大島地区の伊東勝範さん(74)は「しっかりと子どもや若者たちに歴史を伝えていきたい」と話していた。(写真あり)

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2016/09/07

下田の街並みどう変化市民有志ら10年前と比較調査 (2016/09/06) @S[アットエス] by 静岡新聞

http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/278903.html

 開国の舞台となり、なまこ壁や伊豆石造りの歴史的な建築物が数多く残る下田市の中心市街地で5日、街並みの外観調査が始まった。大学生と市民有志ら35人が7日までの3日間、住宅や店舗、遺構など約1300カ所を調べ、10年前の街並みとの変化を探る。
 幕末ロマン漂う街並みを「まち遺産」として残そうと、市民グループなどが2006年、国の全国都市再生モデル調査として、下田港周辺の旧町内で外観調査 を行った。当時の調査に参加した日本大理工学部の山中新太郎准教授(48)や市民有志が中心となり、建築学を専攻する同大や東京大、筑波大の学生と一緒 に、10年前と同じ場所を同じ手法で調べる。
 調査は建物の大きさや用途、構造、仕上げ材料など24項目。山中准教授によると、街並み全体の変化を定点観測するのは全国でも珍しい。調査結果を詳細に分析し、市と県に情報を提供する。
 10年前の調査では、大正時代以前から残っていると推定される建築物が77棟確認された。良質で城の石垣などに使われた伊豆石の建築物は全体の約2割となる208棟、なまこ壁の建築物は72棟あった。うち、36棟は伊豆石となまこ壁の両方が使われていた。
 旧町内ではこの10年間、伊豆石の象徴的な建物で国の登録有形文化財に指定されていた「南豆製氷所」が解体された。商店街に空き店舗が増え、駐車場に変 わった場所もあるが、商業施設の進出や建物改修が見受けられる。調査ではこうした変化を統計で示し、具体的な記録として残す。
 山中准教授は「街並みの変化を把握し、まちづくりや景観保全に役立てていきたい」と話している。(写真あり)

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舟屋景観守る広告条例 京都・伊根町、漁村の風情後世に (2016/09/06) 京都新聞

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160906000026

 京都府伊根町が、全国的に有名な舟屋の景観を守るために、独自の屋外広告物条例案を12月定例議会に提案することが分かった。府の屋外広告物条例 より厳しい内容にして、漁村の風情が残る町並みを保全する。制定されれば、同様の条例は府内市町村で京都市、宇治市に次いで3例目。

 同町の伊根浦地区には伊根湾に面して約230の舟屋が並び、国内外から多くの観光客が訪れる。

 同地区は2005年に国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受け、舟屋や母屋などの保存・整備が進んだ。

 一方、屋外広告物の規制は府の屋外広告物条例に基づいて行われている。しかし、府内一律の基準のため重伝建地区の特性に合った規制になっておらず、府条例違反ではないものの、舟屋の町並みにそぐわない看板やポスターなどが目立つという。

 風情ある町並みを残すため、町は11年、独自の景観条例を定めることができる「景観行政団体」に移行。14年に町景観計画を策定し、条例制定に向け具体的な規制内容を決める検討委員会をこれまで3回開催している。

 府は、伊根町が独自の屋外広告物条例を制定できるようにするための条例改正案を9月定例府議会に提案する。

 町の条例案は可決されれば来年4月に施行される予定。町企画観光課は「舟屋の景観は大きな観光資源。昔ながらの町並みを保存していきたい」としている。(写真あり)

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有松など4地区を位置付け 景観計画 (2016/09/06) 建通新聞

http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/160905300077.html

 名古屋市は、「有松」と「白壁・主税・橦木」「四間道」「中小田井」の4地区を歴史的な町並みを保全するエリアとして新たに位置付ける。景観形成の建築制限の考え方をまとめた名古屋市景観計画の変更案にこれらの地区の保全活用の方針を盛り込んだ。

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2016/09/05

北麓の景観維持へ違法広告撤去(山梨県) (2016/09/02) 日テレNEWS24

http://www.news24.jp/nnn/news8888719.html

 世界文化遺産・富士山周辺の景観を守ろうと2日、富士北麓で違法看板などの撤去作業が行われた。
 活動は山梨・静岡・神奈川の3県合同による広告物適正化キャンペーンの一環。また県は10月1日から富士山周辺の景観保全を進めるため、一部で屋外広告物の新設を認めないことや、地上広告も「高さ5㍍以下」「色は3色以内」などと基準を強化する。
 県の職員らが広告物を掲げる店へ新しい基準が書かれたチラシを配って周知するとともに、違法に設置された看板を撤去していった。県によると昨年度の撤去広告物は122件あり、今後も指導を続けていく方針。

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2016/09/02

歴史的景観建造物、高崎市が登録募集 群馬 (2016/09/02) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/160902/rgn1609020011-n1.html

 地域の中で長年愛されてきた貴重な建造物を保全しようと高崎市が平成25年度に創設した「歴史的景観建造物登録制度」で、今年度も対象となる建造 物の募集を行っている。募集期間は今月末まで。これまでに養蚕農家や蔵、門、倉庫など81件が登録され、その全てが特に景観的価値が高いとされる「特定歴 史的景観建造物」に認定されている。

 今年度に対象となる建造物は、原則として築50年以上を経過▽所有者に保全・活用の意思がある▽良好な景観形成に寄与▽老朽化が著しくなく、修復・活用が見込める-などが条件。

 登録されれば、修復工事費用の助成のほか景観アドバイザーなど専門家の無料相談が受けられる。

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