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2016/10/04

三島市の「歴史まちづくり計画」静岡県内初認定 三嶋大社や箱根西麓対象 (2016/10/04) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/161004/rgn1610040006-n1.html

 ■観光客の回遊性向上に期待

 重要文化財などの建造物だけでなく、伝統的な祭りや市街地のせせらぎといった景観を含めた「歴史的風致」の保全を目指す三島市の「歴史まちづくり計画」が3日、県内で初めて国の認定を受けた。同市では祭りの担い手の減少や、建造物の老朽化に伴う修繕費用の増大などの課題に直面。計画は国の交付金を受けて歴史的風致の継承を目的とするもので、観光関係者は「三島を歴史の街として盛り上げていきたい」と意気込む。

 富士山の伏流水が湧出する“水の都”として知られる三島市は、鎌倉時代から三嶋大社の門前町が栄え、江戸時代には東海道の宿場が置かれてにぎわい続けてきた。その伝統を感じさせるのが、毎年8月に大社周辺で開催される「三島夏まつり」だ。鎌倉幕府を開いた源頼朝にちなむ「頼朝公旗揚げ行列」や、軽快な三島囃子(シャギリ)の響く中で山車の競り合いが行われ、全国から約57万人(「平成26年度県観光交流の動向」)が訪れている。

 20年に施行された歴史まちづくり法では、城郭や社寺、城下町といった歴史的建造物と、祭りや伝統工芸などの人々の活動が一体となった地域を対象に、国が「歴史的風致」として認定。各自治体が作成した計画を基に、まちづくり交付金の補助率を上げるなどの支援を行うもので、文化庁が選定を進める「日本遺産」への登録にもつながる。全国の59都市が認定されており、三島市は県内で初めて認定を受けた。

 歴史的な景観の保全をめぐっては、これまでにも文化財保護法や景観法などが制定されている。しかし、いずれも文化財単体の保存や、景観変更への規制措置に主眼が置かれており、周辺環境の整備や直接まちづくりを支援する法制度はなかった。今回の計画は三嶋大社周辺だけでなく、箱根西麓の旧東海道の集落や、市内を流れる源兵衛川など4つの歴史的風致が含まれており、市都市計画課の柚原正和主事は「観光客の回遊性を高めることにもつながる」と期待を込める。

 ただ、近年は少子化の影響で祭りの山車を引く子供の数が減少傾向に。祭りの目玉である頼朝公旗揚げ行列の馬の頭数も、全盛期の半分の5頭ほどと規模を縮小している。市観光協会の山形武弘会長(73)は「祭りの中心に街の歴史を据えることで、さらににぎわいを増していければ」と話した。

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