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2016/10/31

街並み事業費 住民負担課題…磐梯町 (2016/10/29) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20161028-OYTNT50105.html

◆国史跡「慧日寺跡」周辺、観光誘客狙う

 国指定史跡「慧日寺跡」周辺の民家に改修を呼びかけ、歴史を感じさせる街並みを作る事業に磐梯町が取り組んでいる。会津仏教文化の中心地として栄えた門前町の雰囲気を再現し、観光客を呼び込むことを狙う。住民の費用負担が必要となることから、改修のメリットを地域の人に理解してもらうことが課題になっている。(照沼亮介)

 慧日寺は平安初期の高僧、徳一(とくいつ)が創建したと伝えられるが、戦乱や度重なる火災で当時の建物は残っていない。町では慧日寺の敷地跡に金堂や中門などを再建することで観光地として売り出しており、2015年度には126万人の観光客が訪れた。

 町では15年12月に歴史を反映した街並みづくりを進める「歴史的風致維持向上計画」を策定。参道周辺の民家を、歴史情緒が感じられる古民家風に改修する取り組みも盛り込まれた。

 約400メートルの参道周辺には現在、赤や青のトタン屋根の一般的な民家が84戸並んでいる。町が持ち主に改修を依頼し、屋根を濃い灰色などの落ち着いた色にしてもらうほか、壁をしっくいで白壁に直す。台所などの小窓には、木製の格子を設置する工夫も凝らす。

 町によると、16年1月に「歴史まちづくり法」に基づく認定を受けたことで、国が改修費を最大3分の1負担する。町も改修費を負担し、住民の負担は工事費の約2割になる。25年度までに全戸改修することを目標にしている。

 改修第1号となった農業深沢久二夫さん(68)宅は今年8月に工事が完了した。住宅の外壁をしっくいとスギの木材で覆い、木製の格子も設置した。改修費は約1300万円で、自己負担は約260万円。深沢さんは「改修が進めば、大内宿(下郷町)のような観光地にもなれる。近所の人にも改修するよう呼びかけています」と話す。

 町では8月、参道周辺の全84戸を対象に改修についてのアンケートを実施したが、希望したのは21戸にとどまっている。五十嵐源市町長は「改修で観光客が増えれば、家に残された蔵でカフェを開いたり、畑でとれた野菜を家の前で販売できたりと住民にメリットがある」と強調。「未来に地域を残すためにも、歩くだけで歴史を学べる街並みを作りたい。町民に理解が広がってくれれば」と語る。(写真あり)

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