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2016/10/31

街並み事業費 住民負担課題…磐梯町 (2016/10/29) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20161028-OYTNT50105.html

◆国史跡「慧日寺跡」周辺、観光誘客狙う

 国指定史跡「慧日寺跡」周辺の民家に改修を呼びかけ、歴史を感じさせる街並みを作る事業に磐梯町が取り組んでいる。会津仏教文化の中心地として栄えた門前町の雰囲気を再現し、観光客を呼び込むことを狙う。住民の費用負担が必要となることから、改修のメリットを地域の人に理解してもらうことが課題になっている。(照沼亮介)

 慧日寺は平安初期の高僧、徳一(とくいつ)が創建したと伝えられるが、戦乱や度重なる火災で当時の建物は残っていない。町では慧日寺の敷地跡に金堂や中門などを再建することで観光地として売り出しており、2015年度には126万人の観光客が訪れた。

 町では15年12月に歴史を反映した街並みづくりを進める「歴史的風致維持向上計画」を策定。参道周辺の民家を、歴史情緒が感じられる古民家風に改修する取り組みも盛り込まれた。

 約400メートルの参道周辺には現在、赤や青のトタン屋根の一般的な民家が84戸並んでいる。町が持ち主に改修を依頼し、屋根を濃い灰色などの落ち着いた色にしてもらうほか、壁をしっくいで白壁に直す。台所などの小窓には、木製の格子を設置する工夫も凝らす。

 町によると、16年1月に「歴史まちづくり法」に基づく認定を受けたことで、国が改修費を最大3分の1負担する。町も改修費を負担し、住民の負担は工事費の約2割になる。25年度までに全戸改修することを目標にしている。

 改修第1号となった農業深沢久二夫さん(68)宅は今年8月に工事が完了した。住宅の外壁をしっくいとスギの木材で覆い、木製の格子も設置した。改修費は約1300万円で、自己負担は約260万円。深沢さんは「改修が進めば、大内宿(下郷町)のような観光地にもなれる。近所の人にも改修するよう呼びかけています」と話す。

 町では8月、参道周辺の全84戸を対象に改修についてのアンケートを実施したが、希望したのは21戸にとどまっている。五十嵐源市町長は「改修で観光客が増えれば、家に残された蔵でカフェを開いたり、畑でとれた野菜を家の前で販売できたりと住民にメリットがある」と強調。「未来に地域を残すためにも、歩くだけで歴史を学べる街並みを作りたい。町民に理解が広がってくれれば」と語る。(写真あり)

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家屋の冬支度 お手伝い 輪島・大沢町 間垣補修 (2016/10/30) 中日新聞

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20161030/CK2016103002000057.html

 日本海の強風から家を守る「間垣」の補修作業が二十九日、国の重要文化的景観(重文景観)に選定されている輪島市大沢町であった。県内から約三十人のボランティアが参加して、住民と一緒に風よけとなる新しい竹を差し込んだ。(山本義久)

 維持保存には大勢の協力が不可欠の状況で、同市大沢町では毎年、金沢大の学生の協力を得て、補修作業をしてきた。昨秋、大沢町と同市上大沢町が重文景観に選定されたことを受け、市文化課は今年、市による交通費助成を設けて学生に限らず幅広くボランティアを募集した。

 金沢大、県立大のほか金沢市立工業高校建築科の生徒、金沢市の家族連れらが参加。生徒らははしごに乗り、長さ約五メートルのニガタケを差し込んだ。金沢工高三年の若岡奈央さん(17)は「歴史的な建築物が好きなので関心があった。来年から左官の仕事に就くので、今日の体験が役立つこともあるかもしれない」と話していた。

 市文化課の担当者は「今回のボランティアによる取り組みをきっかけに、幅広い人材を呼び寄せて作業を助けるサポートバンクの設置につなげたい」としている。(写真あり)

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2016/10/28

茶屋街の景観守る「まちづくり協定」見直し(石川県) (2016/10/27) 日テレNEWS24

http://www.news24.jp/nnn/news87114813.html

ひがし茶屋街がある東山ひがし地区は歴史ある街並みの風情を守るため、市と結ぶ「まちづくり協定」を見直した。今回は、茶屋の文化と風情を守るための「茶屋街らしい」新たな項目が盛り込まれた。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「東山ひがし地区」。新幹線開業後、観光客や新たなお店が激増した。住民らで作る「守る会」ではパトロールを頻繁に行うなどして歴史ある街並み、茶屋街の風情を保つ活動を行っている。ここ最近、地元住民から上がっていたのは「茶屋建築の飲食店で2階の雨戸を開けることで景観が損われるのでは?」といった声。茶屋街らしい景観を守るため、地区では協定を見直すことにし、27日は地元の代表が金沢市役所を訪れ、山野市長と協定を結んだ。協定には「2階以上の雨戸を開ける際は建物内部がみえないよう配慮すること」も盛り込まれている。このほか、協定では歩きながらの飲食やぽい捨てを禁止することやコインパーキングの設置制限なども新たに盛り込んでいる。今回のまちづくり協定の対象となっているのはひがし茶屋街を中心におよそ1.8ヘクタールに及んでいる。この地区では2003年に市と協定を結んだが、今回は2度目の変更となる。前回の変更は2014年で北陸新幹線開業による観光客を見込んだ出店が相次ぎ、のれんのサイズなど広告物に関する規制を設けている。(写真あり)

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2016/10/24

松江で世界遺産登録準備会 松江城など近世城郭群「33年度までに暫定リスト入りを」 (2016/10/22) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/161022/rgn1610220033-n1.html

 国宝の天守を持つ松江市と長野県松本市、愛知県犬山市の3市でつくる「近世城郭群世界遺産登録推進会議準備会」が21日、松江市役所で第2回会議を開催。松江城と松本城、犬山城などの国宝天守を中心とした近世城郭群の遺産登録を実現させるため、平成33年度までに登録の前提となる政府の暫定リスト入りを目指すとの目標を定めた。

 準備会は今年5月に発足し、松本市で初会合を開いた。すでに世界遺産の姫路城(兵庫県姫路市)や、暫定リスト入りしている彦根城(滋賀県彦根市)を含めた近世城郭を一括した「シリアル・ノミネーション」の手法での世界遺産登録の可能性を探っている。

 会議では、松江市松江城調査研究室の卜部吉博室長が松江城の歴史的価値を説明。このあと協議に入り、3市で各城郭の普遍的価値を証明するための共同研究に取り組み、登録に向けて33年度までに政府の暫定リスト入りを目指すとする目標などを決めた。

 会議に先立ち、松本市の寺沢和男・文化スポーツ部長や犬山市教委の中村達司・歴史まちづくり課長らが、松浦正敬・松江市長を表敬訪問。寺沢氏は「松江城はどっしりとして国宝にふさわしいたたずまい。世界遺産を目指す仲間に加わってくれて心強い」、中村氏も「本物をいかに見せるか学ぶ点が多い」と松江城についての感想を話していた。

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「守りたい里地里山」新たに10地区 農村の景観、県が認定 (2016/10/22) 秋田魁新報

http://www.sakigake.jp/news/article/20161022AK0010/

 秋田県は21日、住民が主体となり、中山間地で農村景観の維持や地域資源を生かした活動に取り組む地区を認定する「守りたい秋田の里地里山50」に県内10地区を新たに選んだと発表した。里山の田園風景を県民の共有財産として引き継ごうと昨年から実施しており、今回で16市町村の計24地区となった。

 傾斜の激しい水田があり、維持管理が行き届いていることなどを条件に、県が4月下旬から6月末まで市町村を対象に公募。大学教授や報道関係者でつくる第三者委員会「県農山村ふるさと保全検討委員会」の審議を経て、8市町村の10地区を選んだ。

 このうち羽後町軽井沢の落合地区は、山に囲まれた水田にかやぶき屋根の古民家が溶け込む昔ながらの農村風景を評価した。(写真あり)

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2016/10/21

国交省/観光地の景観形成支援/歴史的建造物の修景・保存費を半額補助 (2016/10/20) 日刊建設工業新聞社

http://www.decn.co.jp/?p=78045

 ◇16年度末までに最大20カ所選定
 国土交通省は17年度から、観光地としての魅力を高める地域固有の景観形成への新たな財政支援に乗りだす。景観法に基づく景観計画区域に指定済みか指定見込みの地区から、16年度末までに最大20地区程度を「景観観光まちづくり事業重点地区」に選定。同地区で市区町村や民間事業者が行う歴史的な建造物の修景・保全などに整備費の半額を補助する。
 「景観観光まちづくり」と銘打って推進。17年度予算の概算要求に国費30億円(事業費60億円)を新規計上している。政府が掲げる20年に年間の訪日外国人旅行客(インバウンド)を現在の倍となる4000万人へと増やす目標の達成に役立てる。
 景観観光まちづくりは、観光客の増加に成功している愛知県犬山市や長野県小布施町などの事例を参考にしている。
 犬山市は04~08年度に国の交付金を活用し、道路上の電柱を地下に埋設する「無電柱化」などを推進。市内の国宝犬山城の周辺に多く残る城下町ならではの登録有形文化財や歴史的な建造物群にマッチした景観形成を進めてきた結果、訪れる観光客が短期間で大幅に増加。03年に過去最低の19万人にまで落ち込んだ犬山城への年間入場者数は、15年に過去最多となる50万人超にまで増えた。
 国交省は景観観光まちづくりを、こうした成功事例を全国各地に広げる具体策と位置付けている。まず16年度末までに10~20カ所程度の観光地をモデル地区に当たる景観観光まちづくり事業重点地区に指定。同地区で市区町村や民間事業者が行う歴史的建造物の修景・保存や歩行空間・駐車場・バス停の整備などの費用に半額を補助する。
 モデル地区の選定では、景観計画区域の指定に加え、観光地としての発展の可能性や、市区町村の景観計画に基づいて進めるインフラ整備などが観光客の増加に有効かどうかを重視する方向だ。

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2016/10/20

滋賀・彦根城下の足軽長屋を公開 22・23日、景観シンポも (2016/10/19) 京都新聞

http://kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20161019000052

 彦根歴史的風致活用実行委員会は22、23両日に彦根市指定文化財足軽屋敷の特別公開と景観シンポジウムを開く。7軒の足軽屋敷を公開するほか、他県の城下町の事例報告などを通し、文化遺産をいかした住みよいまちづくりを考える。

 公開するのは、旧磯島家住宅(辻番所)、服部家住宅など同市芹橋2丁目の足軽屋敷6軒と同市栄町1丁目の瀧谷家住宅「まちかど資料館」。服部家住宅では湖東焼に関する資料や窯場跡から採取した陶片などを、瀧谷家住宅では江戸時代後期の火縄銃や具足などを展示する。午前10時~午後4時。入場無料。

 シンポジウムは22日午後1時半から旧磯島家住宅であり、建築家の松井郁夫さんが越前大野(福井県)や郡上八幡(岐阜県)の城下町の事例を基に、「住民参加のまちづくり」と題して話す。

 問い合わせは彦根辻番所の会TEL0749(23)3073。(写真あり)

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2016/10/18

伊豆半島景観形成へ 屋外広告「原則禁止」 (2016/10/18) @S[アットエス] by 静岡新聞

http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/292525.html

 川勝平太知事は17日の定例記者会見で、伊豆半島の幹線道路への屋外広告物設置を「原則禁止」とする方針を示した。来訪者が増える東京五輪や世界ジオパーク認定を前に良好な景観形成を進めるためで、地域との合意形成を図りながら規制を強化するとした。
 知事は伊豆半島の現状について「屋外広告物や電柱、電線は景観を害している。違反広告物も非常に多い」との認識を示し、「まず伊豆半島から屋外広告物を禁止する運動を起こし、東海道沿線に広げ、国民運動にしたい」と述べた。
 県景観まちづくり課によると、伊豆半島の国道・県道、幹線市町道の多くは屋外広告物設置が原則禁止の特別規制地域か、許可を受けて設置できる普通規制地域に指定されている。特別規制地域には、自家広告物や案内広告物を除く一般広告物は設置できない。
 規制の強化で伊豆半島全域の幹線道路を全て特別規制地域にし、景観への配慮が特に必要な地域はより厳しい広告整備地区への指定を目指す。違反広告物への是正措置も徹底する。
 知事は、規制内容を県と13市町などでつくる伊豆半島景観協議会で検討するとし、「美しい景観を目指すことが観光地の価値を高める。十分な理解を得られるよう合意形成を丁寧に進める」と述べた。

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つくば市が無電柱化条例を制定 景観維持、防災機能向上へ (2016/10/17) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/161017/rgn1610170020-n1.html

 つくば市は、中心市街地やつくばエクスプレス(TX)の駅周辺への新たな電柱の設置を認めない「無電柱化条例」を制定した。景観を維持するとともに、災害時に電柱の倒壊をなくすなどの防災機能の向上を目指す。同市によると、無電柱化を義務付けた条例は全国初という。

 規制対象は、TXつくば駅周辺の中心市街地▽TX研究学園駅周辺▽TX万博記念公園駅周辺▽TXみどりの駅周辺-の4カ所。

 同市まちなみ整備課の担当者は「現在ある電線をなくすのではなく、電柱がない地域の維持が目的」としており、新たに電線を設ける場合、開発事業者などに対し、原則として地中化を義務付けた。違反者には同市が勧告し、従わない場合は氏名などを公表する。

 筑波研究学園都市は国有地が多かったため、計画的に町づくりが行われ、無電柱化が進められた。だが、国家公務員宿舎の売却などで電柱がない地域でも、跡地に電柱を設置するケースがあり、規制が必要と判断した。国家公務員宿舎の売却はすでに始まっており、平成30年度まで続くとみられる。

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玖珠町森地区が内定 今月末、中国で授賞式 /大分 (2016/10/15) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20161015/ddl/k44/040/379000c

     旧豊後森藩の城下町の面影を色濃く残す玖珠町森地区が、今年の「アジア都市景観賞」に内定した。伝統様式の建造物の復元・保存などを目的に「街なみ環境整備事業」(2003〜15年度)に取り組んできた町や、森地区街なみづくり協議会は喜びもひとしお。今月末、中国・銀川市である授賞式に朝倉浩平町長らが出席する。

     同賞は、アジア太平洋地域28カ国を担当する国連ハビタット(人間居住計画)福岡本部や、アジア景観デザイン学会など4団体が共催し、10年に創設された。毎年、「景観を誇らしいものに導いている都市」などを選考している。

     国内でこれまでに受賞したのは、▽シーサイドももち海浜公園(福岡市)▽原爆による廃虚からの復興(広島市)▽出島復元(長崎市)▽東日本大震災の復興の象徴・三陸鉄道(岩手県宮古市)▽竹田地区街なみ整備(竹田市)−−など、名だたる事業が並ぶ。今年は41件がエントリーし、国内の授賞4件の一つとして森地区が選ばれた。

     森地区は旧豊後森藩1万4000石の「日本一小さな城下町」。口演童話家・久留島武彦の生誕の地で、おとぎばなしの主人公の石造像があちこちに置かれ、日本童話祭が盛大に開催されている。

     だがかつての活力は失われ、町や協議会は「再活性化を」と、伝統的な街なみの復元や古民家の改修による情報発信拠点化などに取り組んできた。主催者側は、こうした活動のほか、「地域の商業振興、定住促進、住民のまちづくり意欲向上に道を開き、新たな未来を創造するだろう」と称賛している。

     朝倉町長は「大変な名誉でうれしい。だが事業はまだ道半ばで、電線の地中化が必要。久留島氏庭園(国の名勝)などを含め、日本遺産や『重要伝統的建造物群保存地区』の選定も視野に入れたい」と話す。

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2016/10/14

安岡沖風力、景観への配慮求める 山口 (2016/10/14) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/161014/rgn1610140037-n1.html

 山口県下関市に建設が予定されている安岡沖洋上風力発電(仮称)について市は13日、同市景観審議会の答申に基づき、建設が市景観形成方針に適合するよう文書で事業主の前田建設工業に伝えた。答申では、風車の配置については、可能な限り規則性のある一列配置を目指すことなど、景観への影響を極力軽減するように求めた。

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2016/10/11

町並み再生し”景観賞” (2016/10/08) 大分合同新聞

https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/10/08/JD0055080511

 玖珠町は5日、旧豊後森藩城下町一帯が「2016アジア都市景観賞」(国連ハビタット福岡本部など主催)に内定したと発表した。優れた成果を挙げた都市、地域などを表彰する国際賞で、県内の受賞は2014年の竹田市(都市景観賞審査員賞)に次いで2例目。関係者は「町並み整備の取り組みが認められた」と受賞を喜んでいる。

 城下町一帯はかつて町の中心地として栄えたが、近年は活力低下が指摘されていた。町と、地域住民で構成する「森地区街なみづくり協議会」(山本芳朗会長)は03年度から昨年度まで、国の補助を活用して「町森地区街なみ環境整備事業」に取り組んだ。
 寺町通りや本町通りに面した民家や商家など、計71軒が昔ながらの外観に改修。町は二つの通りを結ぶ道や水路を整備するなどし、歴史ある風情へ再生した。国と町の総負担額は約3億3200万円。
 同協議会の江藤正八事務局長(63)は「努力してきた整備が実になった。町のPRに向けて追い風となるのでは」と笑顔。朝倉浩平町長は「交流人口増加が期待できる。風情ある町並みをしっかり守っていかなければと気が引き締まる思いだ」と話している。
 景観賞は10年に創設。▽生態環境との調和▽安心・安全、快適さ―など10項目の合計点で評価される。本年度は国内外から41件がエントリーし、15件の受賞が内定した。授賞式は10月末、中国の銀川市である。(写真あり)

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倭町の塚田歴史伝説館、景観重要建造物第1号に指定 栃木市 (2016/10/09) 下野新聞

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20161009/2472140

 【栃木】市はこのほど、倭(やまと)町の塚田歴史伝説館を市の景観重要建造物第1号に指定した。同館は明治時代後期から大正時代の歴史ある建物が並ぶ国の登録有形文化財。市の特色ある歴史的な街並みの象徴的な建物群と位置付けられており、市は今後、外観の修繕費を補助するなどして保全に努める。

 景観重要建造物の指定は、昨年度市が策定した「栃木市景観計画」の一環。市の歴史や自然を生かした景観づくりに必要な建造物や樹木を指定することで保全への意識を高めるとともに、市民に親しみを持ってもらおうと新たに定められた。

 塚田家は江戸後期、木材回漕問屋を営んでいた。同館には明治と大正期の建築物が混在し、土蔵や数寄屋造りの離れなどが特徴的。敷地を囲む黒塀は約100年前に造られ、歴史を感じさせる。

 今回指定されたのは同館敷地内の土蔵など9棟(合計面積約3320平方メートル)と板塀。巴波(うずま)川の舟運で栄えた街の歴史を反映した立地で、「蔵のまち」を象徴していることなどが評価された。(写真あり)

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2016/10/07

唐津くんちの町並み調和 景観ルール案で意見公募|佐賀新聞LiVE (2016/10/06) 佐賀新聞

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/363463

 唐津市は、城内地区と唐津くんちの曳山巡行路一帯の景観を守る取り組みで検討してきたルール案のパブリックコメント(意見公募)を実施している。町並みの調和を図るため、屋根や外壁で使用できる色を制限したのがルール案の柱。市は住民理解を進めるため、説明会を重ねている。

 対象区域一帯は昔ながらの町並みが残されてきたが、近年は多様なデザインの建物、駐車場や空き地の増加で町並みの連続性が損なわれている。2年前から検討委員会で協議してきた。

 これまで10回の検討委と「城内地区」「曳山通り」の両地区などの単位で説明会を4回開き、ルールを固めてきた。説明会では「取り組みが20年遅い」との批判もあったが、論議を重ね、多くの人が守れるように「必ず守るルール」と「推奨ルール」に分けたり、当初は区域外だった元旗町が加わったりしている。

 過去の成功事例を取り入れたルールもある。マンションなど一定規模以上の建築や開発がある場合は、市と景観まちづくり運営協議会(仮称)が立ち会い、町内住民の理解を得る場を設ける。2年前に江川町の福祉施設が地元と協議し、巡行路にふさわしい外観に変更したことを参考にした。

 過去4回の住民説明会はいずれも計100人程度が出席した。「すぐに建て替える必要があるとか、洋風建築は駄目とかいう誤解が解けてきた」と担当のまちづくり課は語る。現在も希望に応じ、町単位で説明会を開催。パブリックコメントの案内文書を区域の世帯や法人、区域外に住む土地所有者に約3800通送付し、周知徹底を図っている。

 パブリックコメントは11月2日まで。市はこれらを踏まえて来年3月議会に景観まちづくり条例改正案を上程し、来年10月の施行を目指している。(図あり)

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2016/10/04

三島市の「歴史まちづくり計画」静岡県内初認定 三嶋大社や箱根西麓対象 (2016/10/04) 産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/161004/rgn1610040006-n1.html

 ■観光客の回遊性向上に期待

 重要文化財などの建造物だけでなく、伝統的な祭りや市街地のせせらぎといった景観を含めた「歴史的風致」の保全を目指す三島市の「歴史まちづくり計画」が3日、県内で初めて国の認定を受けた。同市では祭りの担い手の減少や、建造物の老朽化に伴う修繕費用の増大などの課題に直面。計画は国の交付金を受けて歴史的風致の継承を目的とするもので、観光関係者は「三島を歴史の街として盛り上げていきたい」と意気込む。

 富士山の伏流水が湧出する“水の都”として知られる三島市は、鎌倉時代から三嶋大社の門前町が栄え、江戸時代には東海道の宿場が置かれてにぎわい続けてきた。その伝統を感じさせるのが、毎年8月に大社周辺で開催される「三島夏まつり」だ。鎌倉幕府を開いた源頼朝にちなむ「頼朝公旗揚げ行列」や、軽快な三島囃子(シャギリ)の響く中で山車の競り合いが行われ、全国から約57万人(「平成26年度県観光交流の動向」)が訪れている。

 20年に施行された歴史まちづくり法では、城郭や社寺、城下町といった歴史的建造物と、祭りや伝統工芸などの人々の活動が一体となった地域を対象に、国が「歴史的風致」として認定。各自治体が作成した計画を基に、まちづくり交付金の補助率を上げるなどの支援を行うもので、文化庁が選定を進める「日本遺産」への登録にもつながる。全国の59都市が認定されており、三島市は県内で初めて認定を受けた。

 歴史的な景観の保全をめぐっては、これまでにも文化財保護法や景観法などが制定されている。しかし、いずれも文化財単体の保存や、景観変更への規制措置に主眼が置かれており、周辺環境の整備や直接まちづくりを支援する法制度はなかった。今回の計画は三嶋大社周辺だけでなく、箱根西麓の旧東海道の集落や、市内を流れる源兵衛川など4つの歴史的風致が含まれており、市都市計画課の柚原正和主事は「観光客の回遊性を高めることにもつながる」と期待を込める。

 ただ、近年は少子化の影響で祭りの山車を引く子供の数が減少傾向に。祭りの目玉である頼朝公旗揚げ行列の馬の頭数も、全盛期の半分の5頭ほどと規模を縮小している。市観光協会の山形武弘会長(73)は「祭りの中心に街の歴史を据えることで、さらににぎわいを増していければ」と話した。

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2016/10/03

歴史的風致向上計画 国の認定受ける…村上市 (2016/10/01) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20160930-OYTNT50094.html

 村上市が「歴史まちづくり法」に基づき申請した「歴史的風致維持向上計画」が、国土交通省などの認定を受けた。認定数は全国で59市町となり、県内では初めて。

 計画では、村上まつりなどの祭礼や三面川のサケ文化など10項目を市が維持向上すべき「歴史的風致」とした。重点区域とした村上城跡周辺では、今後アーケードの撤去や電線の地中化などを行い、歴史的な町並みづくりを進める。

 同市には村上城下で発展した城下町や、出羽街道と米沢街道の宿場町などがあり、地域固有の産業や民俗芸能が現在まで受け継がれている。認定により伝統行事や歴史的建造物を生かしたまちづくりに国から様々な支援を受けられるため、同市生涯学習課は「市の歴史と伝統に対し、市民意識が高まることを期待したい」と話している。

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富山市の環状線沿線夜間景観ライトアップ事業「アメイジングナイト ?まちのみかたがかわる夜?」 () MdN Design Interactive

http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/50285/

富山市の市内電車環状線(セントラム)沿線にて、夜間のライトアップイベント「アメイジングナイト ?まちのみかたがかわる夜?」が開催される。イベント全体の開催期間は、2016年10月1日(土)から10月9日(日)まで。初日の10月1日(土)には、鮮やかな光を放つセントラム「ライトラム」の運行をはじめ、一夜限りの特別企画を数多く実施するメインイベントが展開される。
「アメイジングナイト ?まちのみかたがかわる夜?」は、富山市民や事業者などが主体となって開催されるイベントだ。夜間景観の演出や中心市街地の賑わいの創出を目的としており、今回は照明の当て方にも工夫が盛り込まれた。照明の使い方によって、いつもとは違う“アメイジングな富山の夜”を楽しめる。
セントラム沿線にある建物の美しいライトアップは10月9日(日)まで続き、インテック本社ビル111、北酸ビル、富山市役所、富山市民プラザ、電気ビル、一番町スクエアビル、富山第一銀行ビルで実施予定。10月2日(日)?10月9日(日)の期間中に、日没から21:00頃まで展開される「おおてガーデン」では、大手モールの通りがガーデンテラスに変身し、公園のように楽しめる空間として演出される。
昨年の様子

昨年の様子
■期間:
2016年10月1日(土)~10月9日(日)
※メインイベントは10月1日(土)

■開催場所:
富山市 市内電車環状線沿線(富山市 中心市街地)

■問い合わせ先:
環状線沿線夜間景観ライトアップ実行委員会
tel. 076-429-5708(株式会社PCO内 事務局)
url. https://www.facebook.com/amazingnight/(写真あり)

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三島市「歴史的風致維持向上計画」 国きょう認定 (2016/10/03) 中日新聞

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20161003/CK2016100302000041.html

 歴史的な資源をまちづくりに生かそうと、三島市が策定した「歴史的風致維持向上計画」が三日、国の認定を受ける。市都市計画課によると、認定は県内で初めて。建造物や祭礼だけでなく、「水の都・三島」の象徴である源兵衛川など市街地のせせらぎを歴史的風致に盛り込んだ。全国でも珍しい計画の内容で、地元の環境保全団体の関係者も喜んでいる。

 市は「歴史まちづくり法」に基づいて計画を策定し、九月十三日に国に提出。計画期間は本年度からの十年間で、維持向上すべき歴史的風致に「三嶋大社例大祭とつけ祭り(三島夏まつり)」や「市街地のせせらぎ」「特徴的な地域信仰」「坂の集落の営み」を掲げる。三嶋大社(大宮町)周辺の市街地二百五十八ヘクタールを重点区域に設定した。

 具体的には、三嶋大社や楽寿館の補修・修復、源兵衛川や白滝公園・桜川周辺をはじめ景観重点整備地区への景観形成の支援、三島夏まつりへの運営補助、ボランティアガイドの養成などに取り組む。計画が国に認定されると、関連事業について最大で五割の補助を受けられる。

 市は歴史的に価値の高い建造物の維持管理や祭礼の支援、富士山の伏流水によるわき水に恵まれた環境の保全を推進し、観光振興を図る。十八日に岐阜県恵那市である「中部歴史まちづくりサミット」にも、新たなメンバーとして参加する。

 市都市計画課の担当者は「国の財政支援を受け、歴史的な資源を活用したまちづくりを推進したい」と話す。

 源兵衛川は、多くの市民や団体が三十年ほど前から清掃などに取り組み、豊かなわき水や自然を取り戻した。保全活動に取り組む地元のNPO法人グラウンドワーク三島の渡辺豊博専務理事は「川の文化性が認められてうれしい。喜びとともに、責任も感じる。より一層活動を頑張りたい」と語る。

 国の認定を受けた自治体はこれまでに全国で五十六市町。三日には三島市のほか、新潟県村上市、和歌山県広川町も認定予定で、認定自治体は計五十九市町となる。(写真あり)

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