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2016/11/07

「トトロの樹」の風景を後世に 景観重要樹木1号に杉並区指定 (2016/11/04) 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201611/CK2016110402000168.html

 住民の存続運動が実り、マンションの建設計画による伐採を逃れて残った杉並区の西荻窪にあるケヤキの大木、通称「トトロの樹」が、区の景観重要樹木第1号に指定された。木の向かいにあるカフェ「カノン」の店長で、存続に向けて署名活動をした山中啓倭子(けいこ)さん(41)は「昨春には立ち枯れの危機もあった。いくつもの荒波を越えたこの木の存在を、多くの人に知ってもらう機会になれば」と喜ぶ。 (奥野斐)

 木は、JR西荻窪駅から徒歩十分ほどの、区が六年前に整備した区立坂の上のけやき公園(西荻北四)にある。現在は紅葉し、葉が赤茶色に色づいている。映画「となりのトトロ」に出てくる木に似ているなどと言われ、長年、地元住民らに親しまれてきた。

 区によると、樹齢約百年で、高さ二十三メートル、幹回りは四メートル八十二センチある。景観上、重要な樹木を守り、地域のシンボルとして生かしていこうと、今年九月に景観法と区の景観計画に基づいて指定。先月末に紹介プレートを設置した。指定により、所有者に適切な維持管理が義務づけられ、現状変更などが制限される。

 木が伐採の危機にあったのは二〇〇八年。当時の所有者の事情で、木のある土地にマンション建設計画が持ち上がった。山中さんや、近所の卯尾田高文さん(66)、和子さん(66)夫妻らが存続を求めて署名活動を始め、約八千六百筆を区に提出。訴えを受け止めた区が所有者から土地を購入し、一〇年四月に公園が開園した。木も区の所有になった。

 山中さんらはその後も朗読劇を上演したり、絵本「坂の上のケヤキ~キセ木の物語~」を出版したりして存続の経緯を伝える活動を続ける。今夏には、公園の清掃などをするボランティア団体もつくった。今回の指定を受け、山中さんは「この大事な木がいつまでも生き続けられるように、ますます活動に力を入れていきたい」と話した。(写真あり)

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