« 「トトロの樹」の風景を後世に 景観重要樹木1号に杉並区指定 (2016/11/04) 東京新聞 | トップページ | 福岡県太宰府市「にぎわい復活に期待」 建物の用途制限緩和 (2016/11/08) 産経ニュース »

2016/11/08

ネットで寄付募り景観守る、返礼に特産品…京都 (2016/11/07) 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/eco/20161106-OYT1T50031.html

 古里の景観を守るための活動に、インターネットで不特定多数の人たちから寄付を募る「クラウドファンディング」(CF)を活用する動きが京都府北部で広がっている。

 住民の努力だけでは集められない費用を賄うだけでなく、寄付の返礼には特産品を用意して地元をPR。<一挙両得>で地域活性化を狙う取り組みだ。

 棚田を生かした地域再生に取り組んでいる福知山市大江町の毛原地区では、食品加工施設の建設費を募っている。

 毛原地区は市北部の山あいにあり、大小約600もの水田が「日本の棚田百選」に選ばれているが、過疎化が進行。危機感を抱いた住民が昨年夏に「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」を結成した。国の補助金を受けて食品加工施設を整備し、地元産のタケノコや米を使った弁当やピザを作ろうと計画したが、補助金が建物の整備には使えないことが判明。いったんは頓挫しかけたが、何とか実現の道を探ろうとCFを利用することにした。

 寄付は1口3000円~15万円で、金額に合わせてブルーベリー摘み体験や、約120キロの米が収穫できる棚田オーナー権などを贈る。目標は100万円で、プロジェクト代表の水口一也さん(58)は「棚田の風景を1000年後まで残すのが住民の使命。一人でも多くの人に協力してほしい」と話している。27日まで受け付ける。

         ◇

 CFでコスモスなどの花畑の維持に取り組もうとしているのが、綾部市の山間地域にある「綾部ふれあい牧場」。同市から牧場内にある食堂の経営を委託されている由良修一さん(54)が、維持費の一部を募っている。

 2014年、市が約5000平方メートルにコスモス約10万本を植えたが、予算不足で1年で撤退。由良さんが管理を引き継いだ。コスモスだけでなく春にはストロベリーキャンドルを植え、近隣の住民だけでなく京阪神から訪れる人もいる。

 牧場の料金は無料で、年間40万円の維持費用はポケットマネーから捻出しているが、「個人の力では限界」と半額の20万円をCFで集めることにした。1口3000円から5万円で、返礼品は牧場で採れたストロベリーキャンドルのはちみつや乗馬体験など、地域の自然を満喫できる品ぞろえになっている。28日まで募集する。由良さんは「楽しみにしている人のため、何とか守りたい。どうか力を貸して」と呼びかけている。(写真あり)

|

« 「トトロの樹」の風景を後世に 景観重要樹木1号に杉並区指定 (2016/11/04) 東京新聞 | トップページ | 福岡県太宰府市「にぎわい復活に期待」 建物の用途制限緩和 (2016/11/08) 産経ニュース »