« 原爆ドーム北側の建物、高さ制限へ 広島市長「景観大切に」 (2017/01/19) 日本経済新聞 | トップページ | 「氷柱」って何色?=景観色の魅力発信-北海道の自然取り入れ・札幌 (2017/01/23) 時事通信 »

2017/01/23

太陽光施設、県が規制へ 大規模化で景観へ影響懸念 /和歌山 (2017/01/22) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20170122/ddl/k30/010/240000c

 大規模な太陽光発電施設を巡り、設置が景観や住環境の悪化につながると主張する周辺住民と事業者との間で摩擦が起きるケースが全国的に増えている。こうした事態を未然に防ごうと、県は、大規模施設の設置に対して規制することを決めた。外国人を含め、県内への観光客は年々増加しており、景観という「観光資源」を守る側面もある。規制の背景や内容を取材した。【阿部弘賢】

 太陽光発電施設は、国の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度導入を機に、全国各地で建設が進んだ。県内でも、複数のメガソーラーが稼働。昨年7月には、紀南地方で太陽光発電施設が関西電力の電力系統に接続できるようになり、今後、設置数の増加も予想される。

 このため県は19日、景観法に基づく県景観計画や県景観条例施行規則の改正案、新たなガイドライン案についてパブリックコメントを始めた。早ければ4月中にも規制を導入する。県の担当者は「太陽光発電施設は、従来の建築物とは形態や意匠などが異なる。大規模化に伴い、周辺景観への影響が懸念される」と指摘する。

 規制の主なポイントは三つ。一つ目は面積だ。現行の県景観計画では、高さ13メートルを超えなければ面積に関わらず事前の届け出が不要だが、規制後は同計画で定める区域によって施設面積が500~1000平方メートルを超えれば届け出を求める。

 二つ目は高さ。県景観条例施行規則を変更し、高さ1・5メートルを超えない太陽光発電施設も届け出を必要とする。そして三つ目が、太陽光発電施設に特化したガイドラインの作成。パネルの配置や形状、色などについて事業者に「配慮」を求める内容だ。規制に対する違反行為には、景観法などに基づく指導や勧告もできる。

 県に先立ち、和歌山市は昨年9月、景観ガイドラインを導入した。市の担当者は「事業者と事前にガイドラインを基に協議できるようになり、無用なトラブルがなくなった」と利点を強調する。

 県や和歌山市の規制は大規模な施設が対象。だが、小規模施設による景観の変化や太陽光パネルの照り返しといった「実害」も既に生じている。

 このため広川町議会は先月、自然景観や住環境を阻害するような場所への小規模施設の設置や運営に対し、基準を設けるよう県などに求める意見書を可決した。これに対し、県の担当者は「現時点では景観への影響が大きい大規模施設しか検討していない」と説明。規制の対象は当面、大規模施設に限られそうだ。(写真あり)

|

« 原爆ドーム北側の建物、高さ制限へ 広島市長「景観大切に」 (2017/01/19) 日本経済新聞 | トップページ | 「氷柱」って何色?=景観色の魅力発信-北海道の自然取り入れ・札幌 (2017/01/23) 時事通信 »