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2017/02/22

日本遺産 田中正造ゆかりの史跡や渡良瀬遊水地、認定目指し申請 栃木市など4市2町 /栃木 (2017/02/21) 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20170221/ddl/k09/040/104000c

栃木市など4市2町は20日、足尾銅山鉱毒事件の被害民救済に取り組んだ佐野市出身の政治家、田中正造(1841~1913年)ゆかりの史跡や渡良瀬遊水地の日本遺産認定を求め、文化庁に申請したと発表した。4月にも結果が発表される見通しで、認定されれば多くの観光客らの注目を集めそうだ。【加藤佑輔】

 日本遺産は、一つの歴史的テーマに関する建造物や遺跡などを地域ごとに一括して認定する制度。文化庁が2015年度に創設し、歴史的なストーリー性を重視している。県内では足利市が「近世日本の教育遺産群」として水戸市や大分県日田市などと共同で申請した「足利学校」が選ばれている。

 申請した自治体は、遊水地が立地する栃木市、小山市、野木町、茨城県古河市、群馬県板倉町、埼玉県加須市の4市2町。昨年2月に田中正造の研究団体代表や旧谷中村民の子孫が設立した「田中正造関連史跡と渡良瀬遊水地の『日本遺産』認定をめざす会」と連携し、準備を進めてきた。

 今回のストーリーのタイトルは、「田中正造翁が問う『真の文明』によって守られるヨシ原・渡良瀬遊水地」。足尾鉱毒事件により旧谷中村が廃村に追い込まれ、その跡地に遊水地が建設された過去に言及。その後、廃村反対を訴え続けた正造の「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」との言葉を教訓に、遊水地が開発から守られてきた経緯を説明している。

 ストーリーを構成する文化財は、遊水地のほか、「野木雷電神社」(野木町)▽「田中正造の墓」(加須市)▽「下宮八幡宮」(古河市)▽「板倉の水場景観」(板倉町)--など15カ所。

 認定をめざす会の高際澄雄会長はこの日、栃木市内で記者会見し、「多くの人にこのストーリーを知ってもらいたい。認定されることを期待している」と話した。

野木町と深谷・古河両市 ホフマン式輪窯ほか

 一方、野木町は20日、埼玉県深谷市や茨城県古河市とともに、野木町内に現存する国指定重要文化財のホフマン式輪窯を中心とした関連文化財を日本遺産認定を目指して申請したことを明らかにした。

 ホフマン式輪窯はれんが生産を大幅に効率化し、生産増大に貢献した。2市1町は宿場町として栄え、和風の町並みに、点在する赤煉瓦造りの建物が調和した個性的な景観となっている。申請は、この景観を生み出した同町の「旧下野煉化製造会社煉瓦窯」など計30の文化財で構成。「煉瓦が薫る宿場町」とのタイトルにまとめた。【高橋隆輔】

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